【1月22日】偉人の言葉・ことわざに【想定・予想】を追加しました。

強情・頑固

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【強情・頑固】を使った文章例

■強情も頑固も時にはアリでも大抵が邪魔

  • 強情:意地が強く一度こうと決めたらそれを守り、固執する態度。強情を張る。
  • 頑固:頑なに意地を張るわからずや。
  • 強情で意地っ張りで頑固。たまには良い事もありますが、大抵の場合は人生に邪魔なモノばかり。これらには『人の意見を聞く』という姿勢が見られません。いくら注意しても『馬の耳に念仏』では成長しません。

■自信過剰で自惚れて強情に

自信家(※自惚れ屋とは違う意味で)は常に自分に自信を持っています。そして人の良い部分を吸収しようとしたり、他者からの意見を聞き入れる柔軟さを持ち合わせています。この自信が過剰になると自惚れ屋になります。こうなると人の意見など聞かない強情者になってしまいますので注意しましょう。

【強情・頑固】に使える慣用句・ことわざ

■石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎながれにまくらす)

負け惜しみが強い頑固者。屁理屈をつけて主張を通そうとすること。「石に枕し流れに漱ぐ(俗世間から離れ山などで自由に生活する)」というのを「石に漱ぎ流れに枕す」と言い間違えてしまったが、「いや、石に漱ぐのは歯を磨く為だし、水流に枕するのは耳を洗う為ですけど何か?」と言い訳した、という中国故事から。漱石枕流(そうせきちんりゅう)とも。夏目漱石の『漱石』は頑固者という意味で、ここから拝借。

■意地になる・意地を通す・意地を張る

いずれも、無理にでも自分の思う通りにしようとすること。意地を張って意地を通そうとする強情な人は大抵失敗しますね。

■横紙破り・横紙を破る

無理に自分の思いを押し通そうとすること。強情で頑固そのものですね。縦には破りやすい和紙を意地でも横に破ろうとすることから。

■横車を押す

意味はほぼ上に同じ。横に動くはずがない車を動かそうとする意地っ張りな様から。頑固な分からず屋は見ていてみっともないです。

■蛇は竹の筒にいれても真っすぐにならぬ

蛇はまっすぐな物に入れても真っすぐにはならない例え。こちらの言い分を聞いてくれない強情な人はどうやってもこちらの思い通りにはなってくれません。

■硬い木は折れる

硬いものは折れやすいので柔軟に柔らかい方が良いというたとえ。強情を張らずに柔軟でなければすぐに折れてしまう。

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【強情・頑固】に使える四字熟語

■無理無体(むりむたい)

相手など構わず無理矢理にすること。強情そのもの

■頑固一徹(がんこいってつ)

非常に頑(かたく)なで、考えや態度を変えようとしないこと。

■強情我慢(ごうじょうがまん)

強情で意地っ張りが、自分の意見を曲げることなく通すさま。この「我慢」とは自由に振舞う、という意味。

■牽強付会(けんきょうふかい)

道理に合わぬ事も強引にこじつける強情さのこと。

【強情・頑固】に使える偉人の言葉

■どうにも乗り越えられない障害にぶつかった時は、頑固さほど役に立たないものはない。 シモーヌ・ド・ボーヴォワール(フランスの哲学者)

むしろ柔軟に考えられるからこそ、乗り越えられる。頑固さも時には必要ですが、大抵役に立ちません。

■強情が失策を生む。 ソフォクレス(古代ギリシャ悲劇作家)

失敗が発生するのは、ボーっとしているか、頑(かたく)なな気持ちから。

■頑固な人には、自ら招いた難儀がいちばんよい教師になるにきまってます。 ウィリアム・シェイクスピア(イギリスの劇作家:作品『リア王』より)

頑固さ故に自ら招いた状況を、何も考えずに対策も打たねばまた同じ状況を招きます。

■決して頑固にならない心を持ち、決して飽きない気質を持ち、そして決して感情を害さない器用さを持て。 チャールズ・ディケンズ(イギリスの小説家『代表作:クリスマス・キャロル』)

つまり頑固で飽きっぽい、感情の起伏が激しい人はダメだということです。柔軟な心で、何事も継続させる強さを持ち、気持ちをコントロール出来る深い懐を。

■少しも気がすすまないのに、ふいと言い出したら、必ずそれを意地になって実行する。そうしないと、誰かに嘘をついたような気がして、いやである。負けるような気がして、いやである。ばかな事と知りながら実行して、あとで劇烈な悔恨の腹痛に転輾(てんてん:転がること)する。 太宰治(作品『佐渡』より)

強情を張らずに素直に行動しないとロクなことがないということです。

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