【理念・流儀・方針】を使った文章例
■経営理念を理解しているか
自社の経営理念が言えない、なんて人はいないと思います。いたとしたら論外ですが、例え言えたとしても、本当の意味で理解はしているでしょうか。「そんなもの、尤(もっと)もらしい事を言ってるだけだろ」などと思うなかれ。これがしっかりしていないと、チェーン店の味が各店で全然違うのと同じ。自分自身の中にも「仕事の理念(こうあるべきだという根本の考え)」を。
■プロフェッショナル、仕事の流儀
という番組がNHKで放送されていますね。どんな仕事も、その仕事でお金を貰うのならば、それは『プロ』と呼びます。そのプロとしての流儀(※物事のやり方など、という意味)を持っていて然るべき、です。
■行動にポリシーを持って
ポリシーとは「政略・方針」という意味。仕事をするにあたって、自社のポリシー・自分のポリシーが根底になければなりません。何となくその場しのぎ、筋の通っていない仕事では、プロとは呼べません。仕事をこなす上で、ちゃんとした方針に則(のっと)って行動しましょう。
【理念・流儀・方針】に使える慣用句・ことわざ
■賢者饑し伊達寒し(けんじゃひだるしだてさむし)
賢者は妥協せず飢え、伊達者(粋でおしゃれな人)は薄着で寒い。変わった生き方をする人は辛い目に遭いがちだという例え。
「自分の流儀から外れて賢者饑し伊達寒しとなっても貫きましょう。」
■細工は流々仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ)
自分のやり方で仕事をしている途中で、とやかく言わず最後の仕上がりを見てからにしろ、という意味。
「細工は流々仕上げを御覧じろで方針を変えずにいきましょう。」
■一念岩をも通す(いちねんいわをもとおす)
一途にやれば思いは叶う、という意味。
「一念岩をも通します。自分の流儀を貫いていきましょう。」
【理念・流儀・方針】に使える四字熟語
■朝令暮改(ちょうれいぼかい)
朝の命令が夕方には変わっていることから、命令などがコロコロと変わること。
「朝令暮改ではなく、理念や方針は一貫しておかねばなりません。」
■不易流行(ふえきりゅうこう)
不変のものを守りつつ、変化も取り入れていく、という意味。
「時代に沿って方針を変えていく不易流行もまた必要かもしれません。」
■換骨奪胎(かんこつだったい)
古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げること。
「換骨奪胎の自分だけの流儀で生きていきましょう。」
■晏子高節(あんしのこうせつ)
脅しや暴力に屈しない気高い志。
「一度決めた理念や方針は晏子高節で、覚悟を持って貫きましょう。
【理念・流儀・方針】に使える偉人の言葉
■理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である。 本田宗一郎(本田技研工業創業者)
つまり理念と行動はニコイチの存在。
■企業は存在することが社会にとって有益なのかどうかを、世間大衆から問われていますが、それに答えるものが経営理念です。 松下幸之助(松下電器産業創業者)
会社の理念とは存在意義を明確にすることも大切なことのひとつ。
■経営の基本理念の4つの条件。経営者自ら考えること。社員、株主、お客様が納得すること。世間さまが賛成すること。自然の理法に即していること。 松下幸之助(松下電器産業創業者)
社員ひとりひとりもまた個人事業者のつもりで、会社の理念に即した自分の理念を作ってみる。
■目的と方針が無ければ努力と勇気は十分ではない。 ジョン・F・ケネディ(アメリカ第35代大統領)
「原文:Efforts and courage are not enough without purpose and direction.」
目的と方針が明確であるからこそ、努力も出来るし勇気も持てる、ということです。
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