【ライバル・好敵手】を使った文章例
■敵(かたき)ではなく「好敵手」
ライバルとは「良きライバル」と使われるように、自分自身を成長させてくれる「良き」存在です。「あいつは敵」などと考えていると自分が破滅してしまいます。蹴落とすのではなく共に成長出来る相手です。
■認め合う事が「ライバル視」
もし自分にライバルと呼べる存在がいないとします。そこで一方的ににライバル視する相手を見つけてもそれはライバルとは呼びません。相手もこちらをライバル視してこその好敵手です。無理に探しても意味がありません。
【ライバル・好敵手】に使える慣用句・ことわざ
■切磋琢磨(せっさたくま)
互いに競争し、また励まし合って成長していくこと。
■争名争利(そうめいそうり)
名声名誉、利益をライバルと共に競争する事。
■実力伯仲(じつりょくはくちゅう)
優劣がつけられない実力差。伯仲とは兄弟のことです。ライバル同士は実力伯仲しているものです。
【ライバル・好敵手】に使える四字熟語
■鎬を削る(しのぎをけずる)
激しく争うこと。ライバルがいてこそ激しく戦える。
■敵に塩を送る(てきにしおをおくる)
敵でも困っていたら助けてやるという意味。上杉謙信が塩が無くて困っていた敵の武田信玄に塩を送ったという故事が由来。そのくらいの余裕が欲しいですね。つまり、どこか余裕があってこそ「ライバル関係」と言えるかもしれませんね。
■竜虎相搏つ(りゅうこあいうつ)
龍と虎のようなすごい者達が戦うこと。優れた者同士が激突すること。ライバル争いこそが共に竜虎となれる。四字熟語「竜虎相搏(りゅうこそうはく)」。
【ライバル・好敵手】に使える偉人の言葉
■ライバルが強くなければ 自分も強くならない。 松下幸之助(松下電器創業者)
と向こうも思いながら切磋琢磨していけるのがライバル・好敵手。
■「己(おのれ)に如(し)かざる者を友とするなかれ」(孔子)
自分よりも劣っている人間と友になるな、という教え。厳しいように聞こえますが、その考えこそがライバルを生み、成長していける一歩となります。
■あなたの短所を攻めるのが敵。あなたの長所を認めるのがライバル 斎藤茂太(精神科医・随筆家)
逆に言うと「あなたが短所を攻めている人は敵で、あなたが長所を認めている人はライバル」です。あなたの周りにはライバルはいますか。
■競ってくれるライバルがいなかったら僕はスケートが好きではいられない。 羽生結弦(フィギュアスケーター)
一流と呼ばれる人には必ずと言って良い程にライバルが存在しますね。
■競争も必要、対立することもあっていい。だが敵をも愛する豊かな心を持ちたい。 松下幸之助(松下電器創業者)
競争して対立してもお互いに認め合う存在になりたいものですね。いがみ合っているようではまだまだ、という事です。
■商売をする上で重要なのは、競争しながらでも道徳を守るということだ。 渋澤栄一(事業家・慈善家)
つまりライバル関係にあるということですね。
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