【丁寧・精巧・正確・緻密】を使った文章例
■丁寧とは「思いやり」
仕事とは丁寧にやるもの、雑にやるとあとで怒られる、といった外からの考えからやるのではなく、丁寧とは相手を思いやる気持ちです。この商品やサービスを手にする方が嫌な思いをしないようにする、それが『仕事』です。何事も相手の立場に立って考えていれば適当になど出来るはずもなく、勝手に丁寧な仕事になってしまう、そういうものです。
■配慮と技術
精巧とは、細かな点まで行きとどいていて良く出来ていること(※出典:大辞林第三版)です。細やかな配慮が出来るだけではなく、技術力が高くなければ、精巧な作業・仕事をこなすのは不可能です。
■質より量?量より質?
業種や仕事内容によって、どちらにも正解・不正解が存在します。しかし最終的には『量より質』が正解だと思われます。いかに正確に、丁寧に、早く仕上げるか、が課題です。
【丁寧・精巧・正確・緻密】に使える慣用句・ことわざ
■仕上げが肝心(しあげがかんじん)
途中より最後が大切だということ。プロセスも大切ですが、やはり仕上げが肝心です。
「仕事は仕上げが肝心である。」
■有終の美を飾る(ゆうしゅうのびをかざる)
物事をやりとおし、最後を綺麗に終えること。仕上げが肝心、と類似。
「丁寧な仕事で有終の美を飾りましょう。」
■過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
やりすぎはやらなすぎと同様に良くない、という意味。
「雑で早い、丁寧過ぎて遅い、これ過ぎたるは猶及ばざるが如し。」
■早い者に上手なし(はやいものにじょうずなし)
仕事が早いものは雑になりがちだという意味。または早かろう悪かろう。
「早く帰りたいのは分かるが、早いものに上手なし、です。」
■急いては事をし損じる(せいてはことをしそんじる)
慌てると失敗しやすいという教え。
「急いては事を仕損じるので慌てず丁寧に。」
■急がば回れ(いそがばまわれ)
急いでいる時こそ慎重にやらねば失敗する、という教え。
「早く帰りたいからこそ、急がば回れで丁寧にやりましょう。」
■手が込む(てがこむ)
技や細工が緻密であること。
「精巧で手の込んだ仕事を心がけましょう。」
【丁寧・精巧・正確・緻密】に使える四字熟語
■正確無比(せいかくむひ)
この上なく精度が高いさま。
「正確さにおいて右に出る者はいない、と言われるよう正確無比な仕事を。」
■精妙巧緻(せいみょうこうち)
極めて細かく精巧であること。
「丁寧で、精妙巧緻な仕事をお願いします。」
■至微至妙(しびしみょう)
細かすぎてはっきりしないほど精巧であり、趣があること。
「至微至妙な仕事を目指しましょう。」
■周密精到(しゅうみつせいとう)
細部まで行き届いていて、手落ちがなく正確であること。
「周密精到な仕事をお願いします。」
【丁寧・精巧・正確・緻密】に使える偉人の言葉
■正直は信用を産むから有益である。時間の正確さ、勤勉、質素も同じである。 マックス・ウェーバー(ドイツの政治学者・経済学者)
仕事も生活リズムなども正確であればあるほど信用を得られます。
■ファッションデザイナーは職人なのであって、芸術家にはなりえない。 ココ・シャネル(フランスのファッションデザイナー・シャネル創業者)
仕事も同じく、それぞれ担当している業務の『職人』でなければなりません。アーティスティックな仕上がりや奇抜さよりも精巧で早い仕事をしましょう。
■偉大な職人は、見えなくてもキャビネットの後ろにチャチな木材を使ったりしない。 スティーブ・ジョブズ(アメリカの起業家・アップル創業者)
自分自身が納得できる仕事をせねばなりません。中途半端はやめて、丁寧な仕事を心がけましょう。
■仕事は雑に考えると、雑事になってしまう。 斎藤茂太(精神科医)
雑事とは、取るに足らない事柄。大切な仕事ですから、丁寧を心がけましょう。
■最も大切なことは、技術を正確かつ、出来る限り迅速に行うことだ。 ヒクソン・グレイシー(ブラジルの柔術家)
早く、正確に。相対する矛盾の精度を上げていくしかありません。
コメント