【優秀・有能・無能】を使った文章例
■優秀と呼ばれる人材に
この世に生を受けた以上、優秀と呼ばれたいものです。しかしこれは他人が決める価値観であり、自分目線で自分を「優秀」と決めても、何の意味もありません。「こんなに俺は優秀なのに認めない上司は無能」という、むしろ逆効果にしかなりません。ではどうすれば優秀な人材になれるのか、周りをよく見て立ち振る舞うことが重要です。
■有能な人間になるために
有能な人間になるには、成績が非凡であることは絶対条件です。しかしそれよりも、平凡でも群を抜いて「真面目」であることの方が有能、と言える場合もあります。優秀で不真面目、よりも平凡でも真面目、の方が出世します。
■無能と呼ばれる人の特徴
何をやってもどんくさいけど、頑張っている人を「無能」とは呼びません。これは仕方がありません。無能とは、ある3つの共通する特徴が見られる人をいいます。それは「人の話を聞く気が無い」「根拠のない自信の塊を持っている」「言い訳だけは天下一品」。
■2:8の法則(パレートの法則)
優秀な2割が大部分の利益を出している、というもの。上位2割の社員が全社利益の8割を担っている、という言い方をすることもありますね。真ん中くらいにいれば偏差値50で、まあまあそこそこ、というのは学生時代までです。優秀2割におんぶしてもらっている、ということになりますので、何が何でも上位2割の優秀者エリアへ入りたいところです。
【優秀・有能・無能】に使える慣用句・ことわざ
■虎に翼(とらにつばさ)
強いものがさらに強くなること。上に限界などありません。虎に翼を与えるように、社会は優秀なものにポストが与えられる、ということです。
■青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
弟子が師匠を越えてしまうこと。有能な者はどんどん上を目指して追い抜いていきましょう。
■なんでも来いに名人なし
器用にこなせる人は中途半端で名人でない場合が多い。多芸は無芸と同じ。
■名馬に癖あり(めいばにくせあり)
優秀な人には一風変わっているものが多いという例え。
■快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)
もつれた問題などあっという間に解決してしまう。快刀とは切れ味鋭い刀、乱麻はもつれた麻紐のこと。問題解決、クレーム処理、優秀な人は何をやらせてもそつが無い。
■打てば響く(うてばひびく)
反応が早くすぐに結果を出す様子。
■弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)
本当に才覚のある人間は道具に左右されない。職場のせいではない。
■馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)
使い方次第でどうにでもなるものだ、という意味。
■能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
優秀な者ほど腰が低い、そして自分の武器をひけらかさないものです。
【優秀・有能・無能】に使える四字熟語
■一挙三反(いっきょさんはん)
頭の回転が速いこと。学ぼうとする意欲が旺盛なこと。
■博学多才(はくがくたさい)
知識が豊富で才能もゆたかであること。
■空前絶後(くうぜんぜつご)
今までに一度も例がない、これからも起こりえないようなこと。
■斬新奇抜(ざんしんきばつ)
凡人が思いつかないような変わった様子。
■僅有絶無(きんゆうぜつむ)
まずほとんどあり得ないこと。
■英俊豪傑(えいしゅんごうけつ)
人並み外れた才能を持っている人のこと。
■才気煥発(さいきかんぱつ)
素晴らしい才能があふれ出る様子。
■頭脳明晰(ずのうめいせき)
頭の働きが非常によいこと。
【優秀・有能・無能】に使える偉人の言葉
■優れた者をさらに優秀にするより、無能を凡人にする方がはるかに大きなエネルギーが必要だ。 ピーター・ドラッカー
無能を脱するには相当なエネルギーが必要、ということです。
■当たり前のことが、いつでもどこでも出来るならば、私があなた方の弟子になりましょう。 千利休
当たり前のことが当たり前に出来ないのが普通です。優秀な人間を目指すならば、まずは当たり前のことを、いついかなる時も当たり前にこなしてみせましょう。
■組織に貢献してくれるのは「優秀な者」よりも「能力は並の上だが、忠実な者」の方だ。 織田信長
優秀かつ、忠実であれば尚良しということです。まあ忠実に実行してくれる人は「優秀」と呼べるのですけども。
■あなたが劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然のことだ。 アルフレッド・アドラー
むしろ劣等感があるからこそ、優秀であると言えるのかもしれません。劣等感もなく「俺スゲーくん」に無能が多いと思われます。
■人は繰り返し行うことの集大成である。だから優秀さとは、行為ではなく習慣なのだ。 アリストテレス(哲学者)
逆に、「一生懸命頑張る習慣」がある人こそ優秀と言えるのでしょう。
■とかく他人に厳しく自分自身に寛大なのは凡人の常だ。 本田宗一郎
有能な人は自分にとても厳しいものです。
■私が優秀だというわけではない。ただ人より問題と長くいるだけである アルベルト・アインシュタイン
すぐに諦めずに長期的に継続していけば、優秀と呼ばれる部類に入れるということ。
■優秀さは訓練と習慣の賜物である。私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである アリストテレス(哲学者)
要するに自分に正しく行き続ければ優秀さを持つことが出来るのでしょう。
■優秀であることは、ひとつの行動ではなく習慣である アリストテレス
三つ子の魂百まで、と言いますが、やはり習慣は大切な事です。
■賢人のごとく考え、凡人のごとく語れ アリストテレス
いわゆる能ある鷹は爪を隠す、というやつですね。
■有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする ジョージ・バーナード(イギリス劇作家)
口が達者な者ほど無能な場合が多いですね。有能な者ほどまず行動、です。
■秀でた人物になりたいと願う者は、みずからのもつもっとも優れた素質において秀でるよう努力すべきである エピクテトス
弱点克服の前に、長所を伸ばすことが、有能な人間への近道です。万能になる必要はありません。