【優秀・有能・無能】を使った文章例
■優秀と呼ばれる人材に
この世に生を受けた以上、優秀と呼ばれたいものです。しかしこれは他人が決める価値観であり、自分目線で自分を「優秀」と決めても、何の意味もありません。「こんなに俺は優秀なのに認めない上司は無能」という、むしろ逆効果にしかなりません。ではどうすれば優秀な人材になれるのか、周りをよく見て立ち振る舞うことが重要です。
■有能な人間になるために
有能な人間になるには、成績が非凡であることは絶対条件です。しかしそれよりも、平凡でも群を抜いて「真面目」であることの方が有能、と言える場合もあります。優秀で不真面目、よりも平凡でも真面目、の方が出世します。
■無能と呼ばれる人の特徴
何をやってもどんくさいけど、頑張っている人を「無能」とは呼びません。これは仕方がありません。無能とは、ある3つの共通する特徴が見られる人をいいます。それは「人の話を聞く気が無い」「根拠のない自信の塊を持っている」「言い訳だけは天下一品」。
■無能と呼ばれる人の特徴とは【朝礼スピーチ166】
■2:8の法則(パレートの法則)
優秀な2割が大部分の利益を出している、というもの。上位2割の社員が全社利益の8割を担っている、という言い方をすることもありますね。真ん中くらいにいれば偏差値50で、まあまあそこそこ、というのは学生時代までです。優秀2割におんぶしてもらっている、ということになりますので、何が何でも上位2割の優秀者エリアへ入りたいところです。
【優秀・有能・無能】に使える慣用句・ことわざ
■虎に翼(とらにつばさ)
強いものがさらに強くなること。上に限界などありません。虎に翼を与えるように、社会は優秀なものにポストが与えられます。
「彼にあの仕事は、まるで虎に翼だ。」
■青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)
弟子が師匠を越えてしまうこと。有能な者はどんどん上を目指して追い抜いていきましょう。
「もう君は僕を追い抜いているね。青は藍より出でて藍より青しというやつだ。」
■なんでも来いに名人なし(なんでもこいにめいじんなし)
器用にこなせる人は中途半端で名人でない場合が多い。多芸は無芸と同じ。
「それなりに出来るけど、一芸に秀でてないのは何でも来いに名人なしだ。」
■名馬に癖あり(めいばにくせあり)
優秀な人には一風変わっているものが多いという例え。
「彼はやや変わっているが、名馬に癖ありだ。」
■快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)
もつれた問題などあっという間に解決してしまう。快刀とは切れ味鋭い刀、乱麻はもつれた麻紐のこと。問題解決、クレーム処理、優秀な人は何をやらせてもそつが無い。
「彼が快刀乱麻を断つで解決してくれた。」
■打てば響く(うてばひびく)
反応が早くすぐに結果を出す様子。有能な人は行動も言動も反応が早い。
「優秀なものは打てば響く。無能なものは笛吹けど踊らず。」
■弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)
本当に才覚のある人間は道具に左右されない。そう、職場のせいではないのです。
「どんな仕事だろうが、弘法筆を選ばずだ。」
■馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)
使い方次第でどうにでもなるものだ、という意味。上の使い方によって有能にも無能にも変わります。
「馬鹿と鋏は使いようで、無能に見えても使い方を間違えている可能性もあるぞ。」
■能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
優秀な者は自分の武器を決してひけらかさない、という例え。
「彼は一見普通に見えるが、実は能ある鷹は爪を隠す、だ。」
【優秀・有能・無能】に使える四字熟語
■一挙三反(いっきょさんはん)
頭の回転が速いこと。学ぼうとする意欲が旺盛なこと。優秀な人の特徴ですね。
「彼は一挙三反の頭脳と心を持っている。」
■博学多才(はくがくたさい)
知識が豊富で才能もゆたかであること。有能な人間は、行動だけではなく知識をも身につけています。
「彼のように博学多才を目指しましょう。」
■空前絶後(くうぜんぜつご)
今までに一度も例がない、これからも起こりえないようなこと。
「あいつは空前絶後の優秀さだ。」
■斬新奇抜(ざんしんきばつ)
凡人が思いつかないような変わった様子。
「有能な人は、大体が斬新奇抜な発想を持っているものだ。」
■僅有絶無(きんゆうぜつむ)
まずほとんどあり得ないこと。
「彼は僅有絶無の優秀な人材だ。」
■英俊豪傑(えいしゅんごうけつ)
人並み外れた才能を持っている人のこと。
「彼の英俊豪傑さを見習おう。」
■才気煥発(さいきかんぱつ)
素晴らしい才能があふれ出る様子。
「最近の彼は才気煥発の状態だね。」
■頭脳明晰(ずのうめいせき)
頭の働きが非常によいこと。
「あの人は頭脳明晰でみんなに期待されているね。」
【優秀・有能・無能】に使える偉人の言葉
■完璧な人ではなく、完璧な自分になる。 ジム・ドノヴァン(アメリカの著述家・自己啓発作家)
自分自身の最高レベルの完璧を目指しましょう。
■優れた者をさらに優秀にするより、無能を凡人にする方がはるかに大きなエネルギーが必要だ。 ピーター・ドラッカー(オーストリアの経営学者)
つまり無能を脱するには相当頑張らねば優秀と呼ばれる部類に行けないということです。
■当たり前のことが、いつでもどこでも出来るならば、私があなた方の弟子になりましょう。 千利休(戦国時代の茶人・わび茶の完成者)
当たり前のことが当たり前に出来るのが普通ですが、これが『いつでもどこでも』となると話が変わってきます。優秀な人間を目指すならば、まずは当たり前のことを、いついかなる時も当たり前にこなしてみせましょう。
■組織に貢献してくれるのは「優秀な者」よりも「能力は並の上だが、忠実な者」の方だ。 織田信長(戦国武将)
組織の人間としては、優秀であり、かつ会社貢献度の高い有能な人材が欲しいところです。はみ出したがりは脱サラ自営業に進むべし。
■あなたが劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然のことだ。 アルフレッド・アドラー
むしろ劣等感があるからこそ、優秀であると言えるのかもしれません。劣等感もなく「俺スゲーくん」に組織的無能が多いと思われます。
■人は繰り返し行うことの集大成である。だから優秀さとは、行為ではなく習慣なのだ。 アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
日々努力を重ね、それが習慣として当たり前の行為の人は、当然のごとく人より秀でて優秀と呼ばれるようになります。
■とかく他人に厳しく自分自身に寛大なのは凡人の常だ。 本田宗一郎(本田技研工業創業者)
有能な人は自分にとても厳しいものです。そして他人にも厳しい。ここが大きな違いです。
■私が優秀だというわけではない。ただ人より問題と長くいるだけである アルベルト・アインシュタイン(ドイツの理論物理学者)
問題に相対して、逃げずに乗り越えて、それを繰り返してきたからこそ、逃げ続けの凡人から優秀と呼ばれているだけの事です。
■優秀さは訓練と習慣の賜物である。私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない。むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
要するに自分に正しく行き続ければ優秀さを持つことが出来るのでしょう。
■優秀であることは、ひとつの行動ではなく習慣である アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
毎日の習慣、継続して何かを成し遂げることが出来る者こそが優秀と呼ばれます。
■賢人のごとく考え、凡人のごとく語れ アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
頭の中では優秀な脳みそをフル回転させておきながら、いかにも凡人であるかのごとく振る舞い話す。これが本当の有能。
■有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする ジョージ・バーナード(イギリスの劇作家)
口が達者な者ほど無能な場合が多く、有能な者ほど行動が早い。幸せなら態度で示そうよ、と歌にもあるように口先ではなく行動で示しましょう。
■秀でた人物になりたいと願う者は、みずからのもつもっとも優れた素質において秀でるよう努力すべきである エピクテトス(古代ギリシャの哲学者)
弱点克服の前に、長所を伸ばすことが、有能な人間への近道です。万能になる必要はありません。
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