【想定・予想】を使った文章例
■成功、失敗、いずれの場合も想定しておく
失敗を想定するなんて、マイナス思考だ、という人もいます。それは「どうせ失敗する」という思考のことです。どんな事態も事前に想定しておけば、即対応・即行動に移せます。つまりいかなる事態にも対処する為の準備、ということです。
■成功も失敗も想定【朝礼スピーチ148】
■事故や災害なども一応想定しておきましょう
想定外の事態が発生しますと、慌ててしまい適切な処置を取れないことがありますね。これを避ける一番の方法は、様々な想定内の準備を増やすことが一番の対処法です。普段事故や災害などが発生した時の事を想定していますか。
■事故や災害を想定しているか【朝礼スピーチ149】
■予想外の事態発生のマニュアルを
想定外の事が発生した場合のマニュアルを頭の中で作成しておきましょう。
1.事実確認
2.原因を探る
3.指示を出す
これらを全て『慌てずに焦らずに』遂行することです。何故ならば慌てたところで改善されないからです。もう後は『野となれ山となれ』で被害を最小限に抑えるようにしましょう。
【想定・予想】に使える慣用句・ことわざ
■風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる)
全く関係がないと思われる事柄同士でも、実は予想外にも大きく関わっているようなこと。ちなみに『風が吹く→埃が舞う→盲目者が増える→三味線弾きが増える→皮に使われているネコが減る→ネズミが増える→桶をかじるので桶屋が儲かる、というバタフライエフェクトなお話しです。
「お隣さんがバーゲンでこちらには関係ない一日だと思っていても、風が吹けば桶屋が儲かるなんて話になるやもしれませんから想定だけはしておきましょう。」
■瓢箪から駒が出る(ひょうたんからこまがでる)
駒とは『馬』のことで、瓢箪から大きな馬が出てくるような想定外に出くわすこと。
「瓢箪から駒が出るような想定外のことは避けましょう」
■一事が万事(いちじがばんじ)
一つの事から全てを予見すること。
「一事が万事、これからは気をつけましょう」
【想定・予想】に使える四字熟語
■狡兎三窟(こうとさんくつ)
狡猾なウサギは安全な逃げ場所などを三つは用意しているものだ、という意味。
「狡兎三窟に見習って、何が起きても想定内に収めましょう。」
■心慌意乱(しんこういらん)
心が慌ててしまい訳が分からなくなってしまう様子。
「想定外の事が起きて心慌意乱にならぬように心がけましょう。」
■五里霧中(ごりむちゅう)
深い霧で前が見えない事から、手掛かりがなく方針や見込みが立たなくなる事。
「五里霧中でも、何とか予想を立てていきましょう。」
【想定・予想】に使える偉人の言葉
■予想しなければ、予想外のものは見出せないだろ。それは、そのままでは捉え難く、見出し難きものなのだから。 ヘラクレイトス(古代ギリシャの哲学者)
予想外、想定外、は予想・想定してこそ生まれるものです。まずはある程度の予想を立てておくと、何が起きても崩れにくくなります。
■政治家に必要なのは5年後、10年後のことを予想できる才能であり、かつ、それが外れたときに言い訳ができる才能である。 ウィンストン・チャーチル(イギリスの元首相)
政治家もそうですが、上に立つ者は総じて予想できる才能が必要です。ただし、外れた時にはどう駒を動かすべきか、その臨機応変さも必要になります。
■将来のことならちゃんと考えている、という人もいるかもしれませんが、それは恐らく自分が予想できる未来です。大事なのは、予想どおりになんか、とてもいくわけがないと理解することです。 養老孟司(医学者・解剖学者)
予想は誰にでも出来ますが、『想定外の事態が発生することが当たり前』であることを認識して行動することが重要です。
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