【未熟・一人前】を使った文章例
■人間なんて未完成で未熟なもの
人間なんて未完成で未熟なもの、という教えもあります(?)が、その上に胡坐(あぐら)をかいてはいけません。これは努力をしている人だけが言えるセリフです。
■どんな仕事もその道の「プロ」
いかなる仕事も、携わっている限り、「プロ」と呼ばれる存在です。技術不足だろうが、未熟だろうが、他の人からは関係ありません。お金をもらっている以上、プロでなければならないからです。
【未熟・一人前】に使える慣用句・ことわざ
■総領の甚六(そうりょうのじんろく)
初めての子は甘やかされ、大事に育てられるので世間知らずで未熟者が多い、ということのたとえ。「甚だしいろくでなし」で「甚六」。
■論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず)
論語の内容は知っているが、その内容を実行に移せない人。知識はあっても行動が伴わない未熟者のこと。
■釈迦に説法(しゃかにせっぽう)
その道のプロにそれを教えようとする愚かな行為のこと。
■下衆の後知恵(げすのあとぢえ)
肝心な時には知恵がないのに、終わってから出る知恵。未熟者にありがちです。
■烏合の衆(うごうのしゅう)
まとまりのない無能な集団の事。
■口自慢の仕事下手(くちじまんのしごとべた)
口は達者だが仕事は出来ない無能な人の事。
■痩せ馬の声嚇し(やせうまのこえおどし)
実力のない未熟な者が、口先だけは威勢が良いさま。
■鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
口先だけが達者で、行動に移さない無能のこと。
【未熟・一人前】に使える四字熟語
■荒唐無稽(こうとうむけい)
言動などに根拠も現実味もないこと。未熟そのもの。
■付和雷同(ふわらいどう)
考えもなく、むやみに他人の意見に同調してしまうこと。無能な人にありがちですね。
■唯々諾々(いいだくだく)
何でもはいはい、と人のいいなりになる様。支配されていることに何も感じないような無能にはなり下がらぬように。
■酔生夢死(すいせいむし)
何もせず、意味もない、ただ生きているだけの無駄な一生を過ごすこと。無能呼ばわりされる典型的な例。
【未熟・一人前】に使える偉人の言葉
■プロならば与えられたページ数で、描きたいテーマを描ききらなければならない。ページ数が足りなくなるというのは、技術が未熟なんです。 手塚治虫
残業する奴は仕事が遅く技術が未熟だ、に似ていますね。
■未熟者にスランプはない。 野村克也
一流だけがスランプに陥ります。二流以下の者にとってそれは、スランプではなく未熟なだけですね。
■未熟なゴルファーほど自分のスイングについて語りたがる。 戸田藤一郎(大正~昭和のプロゴルファー)
自分語りを始めてしまったら、自分はまだまだ未熟だな、と考えましょう。