【約束・約定】を使った文章例
■指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます
子どもの頃にそんな歌を一緒に歌いながら、約束を交わしたものですね。しかし内容は、嘘をついたら小指を切り落として、げんまん=拳万、つまり1万発殴り、針を千本飲ましますよ。という恐ろしいものです。約束を違(たが)えたら、それだけの罰を受けるに値する悪なのですよ、という教えです。絶対に約束は守りましょう。
■口約束にも法的に拘束力がある場合も
専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、口約束にも状況によっては法的拘束力があります(※参照:Wor-Q)。まあ法的拘束力以前に、人として約束は守るべきことです。紙面などで約定を交わしてない口約束を、相手も忘れていそうな口約束ごときを守るからこそ、社会人としてプロフェッショナルとして信頼してもらえるのです。
■軽々しく約束を交わさない
まあ、恐らくは出来るだろう、きっと、多分。みたいな感覚で約束は交わさないことです。ただ『何とかしてあげたいな』という優しい気持ちで約束してしまい、結果として出来ない、では無責任です。出来ないことは出来ない、と言うことも思いやり、大事なことです。
【約束・約定】に使える慣用句・ことわざ
■嘘つきは泥棒の始まり(うそつきはどろぼうのはじまり)
平気で嘘をつくようになると、盗むことも平気になってしまう。悪への第一歩という意味。
「噓つきはは泥棒の始まりです。約束をすっぽかし続けると、嘘をつくことに慣れてしまいます。」
■尾生の信(びせいのしん)
かたく約束を守ること。中国春秋時代。尾生という男性が橋の下で女性と会う約束をしたが女性が現れず、そのうち大雨で増水してきたがそこから離れず、約束を守り溺れ死んだ、という故事が由来。
「尾生の信のように約束は守りましょう。」
■移木の信(いぼくのしん)
約束をきちんと守ること。中国秦の時代。南門に立てた木を北門に移した者には報奨金を与える、という布告を守った故事が由来。
「移木の信を得られるように約束は必ず守りましょう。」
【約束・約定】に使える四字熟語
■一諾千金(いちだくせんきん)
信義が厚く裏切らない。約束を守るということは千金に値するという教え。
「約束を果たすことは一諾千金です。」
■軽諾寡信(けいだくかしん)
軽く承諾する者は信用できないという意味。約束は重く承諾しましょう。
「軽諾寡信な約束はやめておきましょう。」
■紳士協定(しんしきょうてい)
お互いに信頼した取り決めや約束事。
「交わした紳士協定はしっかりと守りましょう。」
■破戒無慙(はかいむざん)
戒律を破ったのにそれを恥に感じていないこと。仏教の教え。
「約束を破って破戒無慙な状態ではいけません。」
■海誓山盟(かいせいさんめい)
とても固い誓い。海や山のように永久に変わらない誓い、という意味。
「海誓山盟のごとく、約束は守らねばなりません。」
【約束・約定】に使える偉人の言葉
■約束を守ることを、常に頭に置いておきなさい。 ジョージ・ワシントン(アメリカ初代大統領)
約束を守ることは社会人の鉄則ですね。逆に言うならば守れぬ約束は交わさぬことです。
■出来ないことを引き受けるな。そして約束を守ることに心せよ。 ジョージ・ワシントン(アメリカ初代大統領)
出来ないことは出来ないというのも大切です。約束を安請け合いせぬことです。
■信用とは、人に好かれること、約束を守ること、儲けさせることにつきる。 本田宗一郎(本田技研工業創業者)
人に好かれて儲けさせる事には技術が必要ですが、約束を守ることなら子どもでも出来ますね。
■勇気ある人はみな約束を守る人である ピエール・コルネイユ(フランスの劇作家)
何が何でも交わした約束を守ろうとすると、かなりしんどい時もあります。約束を交わす事自体に勇気が必要というべきかもしれませんね。
■気軽に約束しない人は最も誠実に約束を守る。 ジャン=ジャック・ルソー(フランスの哲学者)
約束をとても大切にするからこそ、気軽に約束が出来ない、とも言えますね。大丈夫大丈夫!と気軽に約束してしまわないように。
■約束を守る最上の方法は、約束をしないことである。 ナポレオン・ボナパルト(フランスの軍人・革命家)
敗北しないためには勝負をしないことだ、に似てますね。しかしビジネスマンは約束事だらけです。避けて通れませんので、『無理な約束はしない』でおきましょう。
■敵に対しても約束は守らなければならぬ。 プブリリウス・シルス(古代ローマの詩人)
敵との約束を守りつつ、勝利出来たらそりゃあ格好良いですけどね。でも、それぐらい”約束を守ることは大切だ”、ということです。そのくらいの器量を持っておきましょう。
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