【誇り・プライド・矜持】を使った文章例
■誇り高き人物を目指せ
例えば、人が見たら笑うような仕事をしていたとします。でも自分はその仕事に誇りを持っているのならば、それで良いだけのことです。今自分がそこに立っているのは自ら選んだ結果であり場所です。ならばそこでプライドを持って仕事をするべきです。
■あまり自分で自分を評価し過ぎるな
プライド、つまり自尊心が高すぎるのは問題です。自分自身を過大評価しがちな人間にありがちです。自分以外は認めないので周りにいるのはただのYESマンばかり。自分の許容範囲外のことも受け入れられる「包容力」も一緒に持っておかねばなりません。
■矜持(きょうじ)を持って戦う
自分の能力を優れている、として誇る気持ち・自負・プライド、これを矜持といいます。これがなければ戦う事など不可能であることは言うまでもありません。
【誇り・プライド・矜持】に使える慣用句・ことわざ・故事
■一合取っても武士は武士(いちごうとってもぶしはぶし)
武士の禄(ろく:給料)がたとえ一合であっても、貧しかろうと、武士は武士、男には男の意気、誇りがあるということ。
■ごまめで尾頭付き(ごまめでおかしらつき)
ごまめ(片口鰯のこと)だろうとも、一匹丸ごとならば尾頭付きだ、つまり、小さな存在でも、大きな影響を与える存在である、という意味。下っ端だろうともプライドを持って堂々と渡り合いましょう。
■武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)
どんなに辛い時でも、平気なフリする、悪い言葉で言うならばやせ我慢。しかしプライドが無ければやせ我慢すら出来ないのもまた事実です。誇りを持って毎日を過ごしましょう。
■心頭を滅却すれば火も亦涼し(しんとうをめっきゃくすればまたすずし)
涼しいと思えば火も涼しくなる、心の持ち方一つだ、という教え。どんな状態に陥ろうとも大丈夫と思えば大丈夫なものです。誇りと自信を持っていれば乗り越えられない窮地などありはしません。
■花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)
花は桜が素晴らしい。人の心を和ませる美しさを持っているから。人は武士が素晴らしい。何故なら誇りを持って生きて、そして死を選ぶから、という意味。どうせ一度きりの人生なのだから、そのように誇りを持って生きる道を選びたいものです。
■泥中の蓮(でいちゅうのはす)
どんなに汚れている環境におかれても、清く正しく自分らしく生きる。金や名誉に揺るがされない誇り高き人生を。
■一寸の虫にも五分の魂
どんなに弱者でも誇りや意地がある。それを失くしてしまったらもう終わり、と言ってよいでしょう。
■一輪咲いても花は花
大輪でなくとも、一面に花が咲かぬとも、花は花。誇り高く咲いてやろうではないですか。プライドを持って堂々と。
【誇り・プライド・矜持】に使える四字熟語
■威風堂々(いふうどうどう)
威厳をもって堂々と達振る舞うこと。無様な姿であっても、負けていても、気にする事はありません。誇りをもって堂々としていましょう。
■威風凛々(いふうりんりん)
凛々しく貫禄があるさま。
■英姿颯爽(えいしさっそう)
立派な姿をしていてきびきびと颯爽としていること。いかにも「打ちひしがれた姿」を人前でさらけ出すものではありません。まさに「武士は食わねど高楊枝」、ビシっとしておきましょう。
■独立自尊(どくりつじそん)
自尊、とは自身の人格を尊重し品位を保つこと。自尊心、つまりプライドを持っている人こそ腰が低く、丁寧な態度であるのかもしれません。
【誇り・プライド・矜持】に使える偉人の言葉
■人は誇れるものを成し遂げて、誇りをもつことができる。さもなければ、偽りの誇りであって心を腐らせる。人は何かを達成したとき達成感をもつ。仕事が重要なとき自らを重要と感じる。 ピーター・ドラッカー(オーストリアの経営学者)
他人ではなく、自分自身が誇れる仕事を成し遂げましたか。何もない偽りのプライドは、しんどいだけです。
■いくらお金があっても、地位が高くなっても、心に誇りのない人間はつまらない人。 瀬戸内寂聴(天台宗の尼僧)
お金はもちろん大切なのですが、目がくらんでしまった誇りなき人間にだけはなりたくないものです。
■人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある。 プルタルコス(ギリシャの著述家・作家)
誇りさえあれば何も恐れることなどありませんね。JOJOの7巻にも出てくるセリフです。
■暗闇を呪うくらいなら、ローソクに灯をともしましょう。 エレノア・ルーズベルト(アメリカ第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの妻)
環境に嘆いてつまらない人生を歩むよりも、前を向いて歩き続ける誇り高き人生を。
■美徳も幸運も誇りも、誰も与えてはくれない。他ならぬ自分自身で生み出すしかない。 フランク・ロビンソン(元MLBプレイヤー、監督)
誇りは自分の中から生まれるもの。他人から勇気づけられて誇りが生まれたとしても、それはまた他人によって破壊されてしまいます。
■仕事へのプライドほど貴重な財産はない。 メアリー・パーカー・フォレット(米ソーシャルワーカー、経営コンサルタント)
プライドを持てない仕事などやっていてもつまらないですね。
■失敗は誇り。それだけリスクを冒したということだから。 ベンジャミン・ローゼン(コンパック・コンピュータ会長)
リスクを冒すことは誰にでも出来ることではありません。それだけでもう誇り高い生き様と言えます。
■勇敢な人は、一人闘う事を誇りとする。 マハトマ・ガンジー(インドの宗教家・政治指導者)
人はどうしても群れたがる傾向にありますが、所詮人生は一人で歩いていかねばならないものです。一人きりは寂しい事ではなく、プライドを持って生きている証拠だということです。
■組織に働く者は、組織の使命が社会において重要であり、他のあらゆるものの基盤であるとの信念を持たねばならない。この信念がなければ、いかなる組織といえども、自信と誇りを失い、成果をあげる能力を失う。 ピーター・ドラッカー(オーストリアの経営学者)
小さな穴がダムを決壊させるように、企業も一体となり自信とプライドを持ち続けていなければなりません。
■僕はプライドというのは絶対感だと思う。僕がバカであろうと、非力であろうと、それが俺だ、そういう自分全体に責任をもって堂々と押し出す。それがプライドだ。 岡本太郎(芸術家)
世界でたった一人の「自分自身」であること。そのこと自体に自信と誇りを持っていましょう。
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