【謝罪・陳謝】を使った文章例
■いかに早く謝罪できるかがカギ
間違いであることに気付いたら、いかに早い段階で詫びを入れるかどうか、が重要です。
■謝罪→説明の順番を間違えないように
何かあった時にはまずは謝罪、その後で理由、です。もしくは「○○の理由でこうなりました、申し訳ございません」というように一文で「陳謝」すべきです。
■社外での詫び言葉
『すみません』⇒『失礼いたしました』、『ミス』⇒『不手際』など、普段使ってしまいそうな言葉で、間違えやすく、かつビジネスシーンに欠かせない言葉がたくさんあります。同じ謝罪でも言葉を間違うと、せっかくの謝罪の心が台無しになってしまいます。謝るにしてもやり方ひとつで伝わり方が変わってしまう事を忘れないようにしましょう。
【謝罪・陳謝】に使える慣用句・ことわざ
■詫びを入れる(わびをいれる)
謝罪を申し入れること。あやまること。
「間違えた事をしたならば詫びを入れよう。」
■不徳の致すところ(ふとくのいたすところ)
自分に過ちや責任がある事を表明すること。
「全くこちらの不徳の致すところでございます。申し訳ございません。」
■過ちては改むるに憚ること勿れ(あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ)
過ちに気付いたらすぐに改めるべきだ、という戒め。
「一刻も早く謝罪した方が傷が浅くて済む。過ちては改むるに憚ること勿れというやつだ。」
■過ちて改めざる是を過ちと謂う(あやまちてあらためざるこれをあやまちという)
子曰く、から始まる論語から抜粋。過ちを改めないこと、それが過ちだ、との教え。
「過ちて改めざる是を過ちと謂う、つまり過ちを改める前にまず謝罪。」
■七重の膝を八重に折る(ななえのひざをやえにおる)
とても丁寧な態度で謝罪すること。
「七重の膝を八重に折って謝罪してきます。」
【謝罪・陳謝】に使える四字熟語
■平身低頭(へいしんていとう)
地面に頭をつけてひれ伏し謝ること。
「平身低頭のお詫びを致します。」
■廉頗負荊(れんぱふけい)
心の底から謝罪すること。廉頗という中国戦国時代の将軍が、自らを恥じて謝罪した出来事に由来。
「廉頗負荊の思いでお詫び致します。」
■肉袒負荊(にくたんふけい)
心から謝罪すること。肉袒とは服を脱ぐこと、負荊とは棘(イバラ)で打たれること。よって、服を脱いで罰を願うこと。
「心よりの肉袒負荊、申し訳ございませんでした。」
【謝罪・陳謝】に使える偉人の言葉
■さっさと謝れることは、仕事の成功に不可欠な一つの立派な能力です。 ジョセフ・マーフィー(アイルランドの宗教家・著述家)
なかなか謝れない人もいますね。つまり謝罪をすぐに入れられるのは才能のひとつです。
■恨みを抱くな。大したことでなければ、堂々と自分の方から謝ろう。頑固を誇るのは小人の常である。にっこり握手して自分の過ちを認め、いっさいを水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である。 デール・カーネギー(アメリカの作家、牧師)
どちらが悪いか分からない時でも、まず折れて謝罪してみましょう。ここで迷っているようでは小物です。
■アノネ お礼とおわびは速いほうがいいよ。おそくなると余計なべんかいをしなければならないからね 相田みつを(詩人・書家)
謝罪するならば、早い方が効果的ですし、計算的なものではなく、謝罪は心を込めて早く入れましょう。
■みんながセリーナを応援していたことを知っている。こんな終わり方ですみません。 大坂なおみ(女子プロテニス選手)
2018全米テニスで、自国の選手、セリーナ・ウィリアムスを破って優勝した時の言葉。『謝罪』とは、保身のためではなく相手への気遣いだ、と教えてくれる言葉ですね。
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