【長所・短所・欠点】を使った文章例
■欠点があるからこそ成長する
人間には必ず欠点が存在します。欠点を少しでもカバーしようと努力します。その努力の結果として、「成長」していきます。
■長所を伸ばすべき、しかし短所を放置するな
僕は長所がステキなんだから短所には目をつぶってよ、これは甘えでしかありません。努力しても短所などそう簡単に直るものではありません。しかし少しでも改善するよう努力してこそ、短所も愛されるのです。短所には目をつぶれ、もう既にこの甘えが短所ですね。
■自分の長所と短所くらい把握しておく
君の長所短所を言ってごらん、と言われたらすぐに言えますか。「自分の事になると分からない」などと占い師のような事を言っていないで、ちゃんと自分の長所短所くらいは把握しておきましょう。
【長所・短所・欠点】に使える慣用句・ことわざ
■頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
欠点を少ししか隠せていないのに全部隠しているつもりの愚かな事。
「それでは頭隠して尻隠さずの状態だ。ちゃんと現実を見よ。」
■目は毫毛を見るも睫を見ず(めはごうもうをみるもまつげをみず)
すぐ近くのまつ毛を見ることが出来ないことから、他人の欠点は良く見えるが自分の欠点は見えない、という例え。毫毛は『細い毛』という意味。
「他人の欠点ばかり指摘して、目は毫毛を見るも睫を見ず、自分の欠点も見るように。」
■息の臭きは主知らず(いきのくさきはぬししらず)
自分の欠点は自分では気付きにくいものだ、というたとえ。
「自分の欠点に気付くのは難しい、息の臭きは主知らず、というやつだな。」
■能なしの能一つ
どんな能力のないものにも、一つくらいは取り柄や長所があるものだ、という意味。
「大丈夫、能なしの能一つと言うし、君にも取り柄があるはずだ。」
■長所は短所
長所も見方によっては短所になる、という意味。
「そんなに落ち込む必要はない。長所は短所とも言うし。」
■仲人の空言(なこうどのそらごと)
長所ばかりを挙げ短所を隠し、嘘ばかりで当てにならないこと。自分の長所と短所、両方を理解しておきましょう。
「良い事ばかり言って、まるで仲人の空言だ。」
【長所・短所・欠点】に使える四字熟語
■一長一短(いっちょういったん)
どんなものにも長所も短所もあること。
「それも善し悪し、一長一短だよ。」
■採長補短(さいちょうほたん)
人の良いところをを採り入れて、自分の短所や欠点を補うこと。
「すごい人を見て採長補短して成長していこう。」
■尺短寸長(せきたんすんちょう)
場合によっては長所が短所、短所が長所にもなりうる、という意味。
「真面目すぎるのも尺短寸長でもあるよ。」
■百瘡千孔(ひゃっこうせんそう)
欠点や短所がたくさんあるさま。孔は穴、瘡は傷。
「君はまだまだ百瘡千孔、もっと成長しよう。」
【長所・短所・欠点】に使える偉人の言葉
■他人の短所を指摘するのではなく、長所を褒め称えなさい。 ベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家・物理学者)
ついつい短所に目がいきがちですが長所をもっと見るべきです。これは自分に対しても言えることです。
■自分の長所にうぬぼれてはならない。自分の短所に劣等感をもつ必要もない。長所も短所も天与の個性、持ち味の一面なのである。 松下幸之助(松下電器産業創業者)
自分の長所は自惚れてしまいがちで、短所からは目を背けがちですが、どちらも人の個性、気にせずにいきましょう。
■長所を発揮するように努力すれば、短所は自然に消滅する。 渋沢栄一(実業家・財界指導者)
短所を補うよりも長所を伸ばす努力をした方が、良い結果になります。
■欠点とは使い道のわからない才能。 斎藤一人(銀座まるかん創業者)
欠点・短所も裏を返せば一つの才能。失くす必要はありません。長所を伸ばせば良いだけです。
■人の長所が多く目につく人は幸せである。 松下幸之助(松下電器産業創業者)
人の短所や粗ばかりが目についていると、自分が疲れてきますね。良いところばかりが見えるような人になりましょう。
■世間の付き合いでは、我々は長所よりも短所によって人の気に入られることが多い。 ラ・ロシュフコー(仏のモラリスト文学者)
短所を隠さずに表に出して笑い話にするくらいの器量を。
■われわれの親にも子にも友人にも欠点があれば、われわれの憎み嫌う人にも特長(優れた特徴)がある。 新渡戸稲造(教育者・思想家)
どんな人間にも一長一短があります。嫌いな奴にだって良いところがあります。欠点ばかり見て指を指しているようではまだまだです。
■学問がない、体が弱い、これも常識的には短所と考えられている。けれども、私の場合にはそのことが幸いして、成功できた。とすれば、それはむしろ長所であったと言えなくもない。 松下幸之助(松下電器産業創業者)
長所短所は考え方、立場、でどちらにも変化します。
■短所に目をつぶり、長所をほめなさい。 ジョセフ・マーフィー(アイルランドの宗教家・著述家)
長所を褒めて短所を指摘していると、長所も伸びにくいもの。
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