【平凡・凡庸】を使った文章例
■凡人とは経験と努力不足
平凡で凡庸だ、と呼ばれる人が特別な存在になるには、それ相当の経験と努力が必要です。さまざまな事を経験して、学んでいきましょう。
■平凡が素晴らしい、そんなのは嘘
平凡は素晴らしい、なんてことを言う偉人がおられます。がしかし、平凡な人生が素晴らしい訳がありません。特別なことも平凡なことも、平凡、つまり極当たり前にやれる人が素晴らしいのです。
■取り柄がない人など存在しない
取り柄のない、短所しかない凡庸な人間など、この世に一人もいません。ただその特殊な部分が前に出てきていないか、もしくは自分で気付いていないだけです。自分自身で「自分はつまらない凡庸な人間だ」と決めつけず、早く気付くことが大切です。
【平凡・凡庸】に使える慣用句・ことわざ
■烏合の衆(うごうのしゅう)
無規律、無秩序に群れ集う大衆。凡人の集合体は、いくら大きくなっても意味がありません。
■十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人(とおでしんどうじゅうごでさいしはたちすぎればたたのひと)
成長するにつれて平凡な凡人になってしまうこと。自らその才能を凡人に変えてしまっている事もしばしばです。
■毒にも薬にもならない(どくにもくすりにもならない)
害にもならなければ役立つということもない、居ても居なくても同じ様子。まさに平凡そのもの。
■沈香も焚かず屁もひらず(じんこうもたかずへもひらず)
良くもなければ悪くもない平凡な様子。お香の素敵な匂いがする訳でもなし、屁の臭さもない、何の役にも立たないし害も無い。
■可もなく不可もなし(かもなくふかもなし)
良くもなく悪くもない。平凡、普通。
■箸にも棒にも掛からない(はしにもぼうにもかからない)
何のとりえもなく、平凡なこと。
【平凡・凡庸】に使える四字熟語
■付和雷同(ふわらいどう)
自分の考えが無く、人の意見に同調することが多い、平凡な人間のこと。
■平凡陳腐(へいぼんちんぷ)
とても平凡でありふれていて面白味の無い様子。
■平々凡々(へいへいぼんぼん)
平凡&平凡。この上なく平凡。
■千篇一律(せんぺんいちりつ)
ほとんどの詩が同じ調子である単調さのこと。つまりどれもこれも平凡で面白みがないこと。
■十年一日(じゅうねんいちじつ)
何の変わらない同じ状態、平凡な日々。
【平凡・凡庸】に使える偉人の言葉
■凡庸な人間は自分の水準以上の者には理解をもたないが、才能ある者はひと目で天才を見抜いてしまう。 シャーロック・ホームズ(コナン・ドイルの小説の主人公)
『井の中の蛙大海を知らず』ということでしょう。『凡庸な人間才能を見抜けず』。
■組織にも違いがある。凡庸と一流の違いというよりは、学んでいる組織と学んでいない組織の違いである。前者は組織そのものが成長している。後者は仕事はできるかもしれないが、五時をすぎれば忘れられる組織である。 ピーター・ドラッカー(オーストリアの経営学者)
しっかりと勉強して学び、訓練を自分に課して頑張らねば、存在感の無い平凡な人生まっしぐらです。
■間違いをしたことのない者は凡庸である。そのうえ、いかにして間違いを発見し、いかにしてそれを早く直すかを知らない。 ピーター・ドラッカー(オーストリアの経営学者)
凡人で終わらないためには、足元を見つめ、修正していかねばなりません。
■とかく他人に厳しく、自分自身に寛大なのは凡人の常だ。 本田宗一郎(本田技研工業創業者)
凡人から脱するためにも「自分に厳しく、他人に寛大」でいましょう。
■凡人の脳みそは、どれもこれも似通っている。全員、一つの同じ鋳型からつくられている。同じ場面に遭遇すると、誰もかれもがまったく同じことを思いつき、さらに各人のさもしい魂胆が加わる。 アルトゥル・ショーペンハウアー(ドイツの哲学者)
同じ顔で同じ心、同じつまらない魂胆に同じ平凡な人生。凡人人生なんてまっぴらですね。
コメント