【1月22日】偉人の言葉・ことわざに【想定・予想】を追加しました。

強欲・無欲・貪欲・欲深

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【強欲・無欲・貪欲・欲深】を使った文章例

■欲深くがめつい人間は成敗される

花咲か爺さんでもお馴染みですが、強欲な人間は成敗される、というお話。正直爺さん夫婦は幸福に、強欲じじい夫婦は不幸になります。この場合、乱暴な強欲じじいが正直爺さんの飼っている犬を殺してしまいます。欲が深いどうのこうの以前の問題です。つまり、人道から外れてまで欲望を追いかけるのは間違いだ、ということになります。

■無欲の勝利ではなく無心が勝利を呼ぶ

無欲の時、無欲の人間が勝利することなどは、滅多にないことです。あったとしてもたまたまです。『無心』が勝利・成功を呼び込む事はあるかもしれませんが、これと混同せぬようにしましょう。人は『無欲』では成長しませんし、成功も勝利も絶対にありません。

■強欲が悪で貪欲は善?

強欲という言葉は印象が悪いですね。しかし『貪欲』となると『積極的』といった意味で使用されることが多いように感じます。しかし漢字の持つ意味合いとしては、ほぼ同義です。夢には貪欲に向かい、お金に強欲にならないようにする、という使い方が合っているかもですね。そして『欲』がある事は良い事ですが、強欲にはならぬようにしましょう。

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【強欲・無欲・貪欲・欲深】に使える慣用句・ことわざ

■二兎を追うものは一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)

2羽のウサギを同時に捕まえようとすると、1羽も捕まえられない、という教え。元々は西洋のことわざ。
欲が深すぎる二兎追うものは一兎をも得る事が出来ません。」

■虻蜂取らず(あぶはちとらず)

虻(あぶ)も蜂(はち)も両方退治しようとしたら、二つとも逃がしてしまう、という意味。「虻蜂取らずの鷹の餌食」ともいう。
欲張っていると虻蜂取らずになってしまいます。」

■欲の熊鷹股裂くる(よくのくまたかまたさくる)

1羽の大きな鷹が、片足に1頭ずつ2頭の猪を捕まえた。その2頭の猪が左右に逃げたが、掴むのをやめなかったため、股が裂けてしまったという話から。
強欲すぎると欲の熊鷹股裂くるで身を滅ぼします。」

■貪欲は必ず身を食う(どんよくはかならずみをくう)

源平盛衰記から。欲も深すぎると自らの身が滅んでしまうこと。
「貪欲は必ず身を食うので、欲張りもほどほどに。」

■貰い物は夏も小袖(もらいものはなつもこそで)

夏に貰う冬着の小袖。タダで貰えるならば不用品だろうが貰っておく程に欲深いこと
「貰い物は夏も小袖のようなみっともない真似はやめておきましょう。」

■隴を得て蜀を望む(ろうをえてしょくをのぞむ)

後漢書より。光武帝が隴を得たのに更に蜀を欲しがった、という故事より。欲望に限度はない、という意味。
「隴を得て蜀を望むような強欲な気持ちは捨てておきましょう。」

■大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり)

欲が深すぎると欲に振り回されて、結果として無欲であることと同じ結果になってしまう、という教え。※偉人の言葉にも同じものがあります。
欲が深すぎると大欲は無欲に似たりとなります。」

【強欲・無欲・貪欲・欲深】に使える四字熟語

■私利利欲(しりしよく)

自分の欲望を満たすことのみを考えて行動すること。
「私利私欲で動かぬようにしましょう。」

■東食西宿(とうしょくせいしゅく)

欲深い人間が多くの利益を得ようとすること。
「あれもこれも欲しがって東食西宿にならぬようにしましょう。」

■天理人欲(てんりじんよく)

欲に走るよりも天理天命に従え、という中国の哲学。倫理思想
「強欲になる前に天理人欲で行動しましょう。」

■純真無垢(じゅんしんむく)

清らかで邪心がないこと。強い欲望で汚れてませんか。
「欲深い人生よりも純真無垢な気持ちを持って生きましょう。」

■無欲恬淡(むよくてんたん)

貪欲でなく、ものに執着しないさま。
「あれこれ欲しがらず無欲恬淡な人間を目指しましょう。」

■無欲無私(むよくむし)

利益・欲望に固執しない無欲なさま。強欲とは正反対の意味。
「無欲無私では仕事になりません。結果には執着していきましょう。」

■雲心月性(うんしんげっせい)

雲や月のように高く澄んだ心。無欲で清らかな心。
「雲心月性な気持ちで、貪欲に生きましょう。」

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【強欲・無欲・貪欲・欲深】に使える偉人の言葉

■強欲を棄て去りたくば、その母たる贅沢を棄てよ。 マルクス・トゥッリウス・キケロ(古代ローマの政治家・弁護士)

贅沢をしているともっとお金が欲しくなり、さらに贅沢をしたくなり、強欲が止まらなくなります。自分の身に合った贅沢だけにしときましょう。

■欲深き人の心と降る雪は、積もるにつれて道を失う。 高橋泥舟(たかはしでいしゅう:幕末の幕臣)

雪も欲も塵も、積もれば視界を失います。深い欲にとらわれないように。

■この業界の奴らはあまりにも貪欲で、自分達でボクシングそのものを食い潰してしまうんだ。ボクシング界なんてがめついクソ野郎ばかりだぜ。 マイク・タイソン(アメリカの元プロボクサー)

自分の夢などに貪欲なのは良いことですが、目の前のお金に強欲になり、振り回されないように。

■究竟は理即に等し。大欲(たいよく)は無欲に似たり。 吉田兼好(鎌倉末期の歌人・随筆家)

徒然草の中の一文。「悟り」の中の最高レベル「究竟(くきょう)」は、同じく悟りの中の最低レベル「理即(りそく)」と似たようなものだ、という。大欲(たいよく)を持つ者は、小さな利益など眼中にないので、一見すると無欲に見える。そして大欲を抱えている者は、欲に振り回されて、結果として無欲であることと同じ結果になってしまう、という教え。

■慾張(よくば)ると、どうしてもちょっとごまかしてみたくなりますし、ごまかそうとすると、いろいろ、ややこしくなって、遂(つい)に馬脚をあらわして、つまらない思いをするようになります。 太宰治(小説家)

馬脚(ばきゃく)をあらわすとは、隠していた本性や悪事がばれることです。欲張りすぎると本性丸出しで、損ばかりしてしまいます。

■無欲でなければ志を持ち続けることはできない。 諸葛亮孔明(三国時代の軍師)

余計な欲望に駆られだすと、志が揺れ、気持ちがブレてしまいます。初心忘るべからず、です。

■大奸智にして無欲の人を日本では鬼神と言ひ、唐土にては聖人と言ひ、天笠にては仏と言ひ、西洋にてはゴッドと言ふ。所以(ゆえん)は一つなり。 坂本龍馬(幕末の志士・土佐藩郷士)

大奸智とは、非常に悪賢い知恵や悪知恵のことです。悪賢い知恵を持った無欲の人、ですから、まさに生きる神様です。そんな人間はまず存在しません。強欲か無欲か、人の生きる道はどちらかひとつだ、と言ってよいかもしれません。

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