【知恵・叡智・才知・知力】を使った文章例
■知恵≠知識
知恵・・・物事に筋道が分かり、処理していく能力
叡智・・・深く道理に通じる知恵や能力
才知・・・才能と知恵
知力・・・才知・知恵の働きのこと
とそれぞれ意味があります。知識のようにただバンクされている『知』ではなく、あくまで解決へ導く為の能力であり、才能です。
■闇雲にゴールに向かうべからず
ゴールが分かった、ではそっちに向かって進み、そして迷宮に迷い込む。人生にも仕事にもそんな事がよくありますね。知恵の輪も同様、最も外せそうなパターンに向かうと更に外せなくなります。ではそこへ行くにはどうすべきか、何が邪魔になっているのか等、筋道を立てる事です。
■ジグソーパズルはまず四隅
ジグソーパズルを完成するにあたって、まず四隅を、そして一片が直線のピースで外側枠を作成してから知恵を絞って完成に向かいますね。初めてやる人でも、アレコレやっている内にその事に気付きます。オセロも四隅を取った方が有利ですが、そこへ至る経路があります。つまり知恵とは経験があってこそ、です。机上の空論こそが一番ダメだという事です。
【知恵・叡智・才知・知力】に使える慣用句・ことわざ
■経験は知恵の父 記憶の母(けいけんはちえのちちきおくのはは)
知恵とは経験と記憶によって成り立っている、ということ。
■知恵を絞る(ちえをしぼる)
頭の回転が良いこと。知力の高い人。
■知恵は万代の宝(ちえはばんだいのたから)
素晴らしい知恵は後世まで役立つ宝だという意味。
■知恵は小出しにせよ(ちえはこだしにせよ)
一度に知恵を出してしまうと困った時の打つ手がなくなってしまう事。
■知恵が回る(ちえがまわる)
頭の回転が良いこと。知力の高い人。
■知恵多ければ憤り多し(ちえおおければいきどおりおおし)
知恵も多くなると矛盾・不合理が分かり、憤慨することが多くなるという意味。
■知る者は言わず言う者は知らず(しるものはいわずいうものはしらず)
よく知っている者はみだりに口に出さないが、よく知らない者は軽々しくしゃべるものだ、という意味。
■三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)
凡人でも3人集まれば良い知恵が出る、という意味。文殊とは知恵を司(つかさど)る文殊菩薩を指す。
【知恵・叡智・才知・知力】に使える四字熟語
■大智如愚(だいちじょぐ)
本当の知恵のある賢者は人前で才能をみせびらかさない、という意味。大智不智と同義。
■思索生知(しさくせいち)
道理や道筋を立てよく考えると知恵が生まれてくる、という教え。
■聡明叡智(そうめいえいち)
知識があり物事を理解する能力があること。優れた才知(才能と知恵)を持っていること。
【知恵・叡智・才知・知力】に使える偉人の言葉
■知識ではなく叡智に、力ではなく自己規律に、成功ではなく卓越性に焦点を合わせた生き方。 ピーター・ドラッカー
禅の始祖、達磨大師(だるまだいし)の事をこう表現した。ただの知識ではなく、叡智、つまり道理に通じる才知に、そして自分を律し、成功がどうこうよりも他の者よりも秀でた人間になる事を求めて生きたいですね。
■一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る。 武田信玄(戦国武将)
愚痴や言い訳が出てきてしまうのは一生懸命でない証拠です。一生懸命やって知恵を絞りましょう。
■その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。 ヴォルテール(フランスの哲学者)
○○歳にもなって恥ずかしい!とよく親に叱られましたね。5歳の子どもが指を折りながら足し算していてもおかしくないが、中学生がやってたらおかしい、ということです。年齢相応の知恵を持っていますか。
■才知に富む人間は、隠遁閑居を好む。ことに精神的に優れた人であってみれば、いっそ孤独すら選ぶ。 アルトゥル・ショーペンハウワー(ドイツの哲学者)
才知の優れた人や天才と呼ばれる人は孤独な人が多かったりしますね。それだけ周りが『知恵の無い奴』に見えているのかも。
■一人の人間が大きな業績を上げるためには、多くの人の手と気持ちと知力が必要になるのです。 ウォルト・ディズニー(ディズニー創業者)
みんなの知力を合わせて乗り切りましょう。
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