【臆病・弱気】を使った文章例
■臆とは心のこと。つまり心の病が臆病
本来人間は臆病でないはずです。しかしこれまでの人生でそうなるきっかけがあったから、心に傷を負ったから心に病を発症してしまった、と考えるべきです。つまり、臆病なんて治るものであると言えるのです。
■気が弱いのは人生の大損害である
人それぞれに持つ気質というものがあります。これを変える事など難しいのですが、気が強く勇敢な者に押されっぱなしの人生になってしまいます。言いたい事が言えず、やりたい事を行動にも移せない、これは人生にとって大損害以外の何物でもありません。弱い気質を捨て去ってしまいましょう。
■自己否定的ネガティブワードを発するな
『どうせ』『やるだけ無駄』『無理』『馬鹿馬鹿しい』『その程度』『苦手』『面倒くさい』
まあ聞いているだけで嫌気が差してくるネガティブワードですが、まずは自己否定的ネガティブワードを禁止してみましょう。厄介な事にネガティブワードはポジティブワードよりもパワーがあり、影響力が強いのです。
【臆病・弱気】に使える慣用句・ことわざ
■負け犬の遠吠え(まけいぬのとおぼえ)
本人の目の前では何も言えないくせに、陰口をたたく臆病者のこと。
「負け犬の遠吠えみたいにコソコソしていないで堂々としましょう。」
■幽霊の正体見たり枯れ尾花(ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな)
幽霊だと思って良く見ると枯れたススキ(尾花)だった、という事。気が弱っていると何でも恐ろしくなってしまうものです。
■絶望は臆病者に勇気を与える(ぜつぼうはおくびょうものにゆうきをあたえる)
絶望的な状況になれば臆病者ですら勇気を持って進む、という意味。不退転の決意を持って臨めという教えですね。
■臆病の自火に責めらる(おくびょうのじかにせめらる)
怖がる必要のない事にまで怖がり独りで苦しんでしまうこと。
■臆病の神降ろし(おくびょうのかみおろし)
臆病者が神にご加護を祈ること。
■臆病風に吹かれる(おくびょうかぜにふかれる)
臆病な気持ちになる事。怖気(おじけ)づくこと。
■羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)
失敗、ミスに怯えて必要以上に用心してしまうこと。羹(あつもの)とは肉・野菜が入ったお吸い物。膾(なます)とは魚などを刻んで味付けした冷たい料理。熱い吸い物を作った際に火傷をして、これに懲りて冷たい料理まで息を吹きかけて冷まそうとする中国の話しから。
■暗闇の独り舞(くらやみのひとりまい)
誰も見ていない場所でこっそり舞の練習をする、という意味から弱気な人の振る舞いを表す言葉。
■弱気が美人を得た例はない(よわきがびじんをえたれいはない)
美人を得るには押しが肝心だという意味。弱気では得るものはなし。
【臆病・弱気】に使える四字熟語
■平身低頭(へいしんていとう)
ひれ伏して恐縮する様。こんな弱気体質にはならぬように。
■風声鶴唳(ふうせいかくれい)
敗戦の兵が風の音や鶴の鳴き声にも怯えてしまうこと。
■右顧左眄(うこさべん)
他の様子を気にして決断が出来ない臆病な様子。眄は横眼でチラっと見る、という意味。
■小心翼翼(しょうしんよくよく)
気が小さく弱気な事。
■周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
非常に慌てふためくこと。弱気な人や臆病者はずっと慌てふためいているような気がしますね。
【臆病・弱気】に使える偉人の言葉
■臆病者の目には、敵は常に大軍に見える。 織田信長
弱気になると全てが大袈裟に見えてしまうものです。
■臆病者は死ぬ前に何度も死ぬのである。だが勇者はただ一度だけ死を味わう。 ガイウス・ユリウス・カエサル(古代ローマの政治家)
臆病な人生を歩んでいるのは死も同然です。
■弱気は相手を強気にさせる、弱気は強気に押し切られる、強気は弱気を制していく、強気は強気を押し退ける 星野仙一
弱気はロクな事がありませんね。強気な奴にやられっぱなしです。
■死を望むは臆病者の行為なり。 オウィディウス(古代ローマの詩人)
『死んだら楽』と考えるのは臆病者です。
■臆病者は決して道徳的にはなれない。 マハトマ・ガンジー(インドの政治指導者)
臆病で弱気な人間は本質そのものを変えてしまいます。
■ほら吹きと臆病者は、同じ身体の中に宿っている。 新渡戸稲造(教育者・思想家)
臆病であるが故に嘘ばかりついて虚勢を張ってしまう。
■臆病者は逃げ去るが、勇気のある者は危険な選択をあえてする。 エウリピデス(古代ギリシャの詩人)
臆病な人は逃げの人生を歩んでいますね。もったいないですよ。
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