【完全・不完全】を使った文章例
■この世に「100%」はたったひとつ
「万物が必ず滅びる」という以外に、この世に「完全・完璧」は存在しません。故に完璧など求めてもロクな事がありません。(※ただし人の命を預かる仕事、一人のミスで全員に迷惑をかける仕事などは除外)。気持ちを楽にする為にも『絶対!100%!』を目指さぬようにしましょう。
■この世に『100%』はたったひとつ【朝礼スピーチ163】
■不完全燃焼を回避しよう
不完全燃焼で終了してしまったとよく言いますが、不完全燃焼とは”酸素不足による燃焼”のことで、締め切った部屋でのストーブや、坂道発進時の自動車(特にディーゼルエンジンに多い)で発生する現象のことです。転じて『人が思い描いていた結果よりも不出来で、気持ちが晴れやかでない状態』を指したりしますね。人間にとっての不完全燃焼は酸素不足ではなく、やり切った感不足が原因。
■不完全燃焼を回避するために【朝礼スピーチ165】
■不完全であることを言い訳にするな
「少々ミスしたくらい良いじゃないか」。「だって人間だもの」的なことから言いますと、確かに少々のミスは仕方ありません。しかしそれを言い訳にしてはなりません。完全であることを目指しつつ、なかなかそうなれない。そのことに人間は葛藤して生きているのです。
【完全・不完全】に使える慣用句・ことわざ
■例外のない規則はない(れいがいのないきそくはない)
どんな規則にも当てはまらない例外がある、という意味。不完全が当たり前ってことです。
■玉に瑕(たまにきず)
ほぼ完全である中にある少しの欠点。キレイな玉にある傷のこと。
■常山の蛇勢(じょうざんのだせい)
戦いにおいて、全ての陣が互いに連携し合っている、完全で隙のない陣のこと。
【完全・不完全】に使える四字熟語
■完全無欠(かんぜんむけつ)
すべて完全で欠点のないこと。
■完全無比(かんぜんむひ)
比べるものが無い程完全なこと。
■徹頭徹尾(てっとうてつび)
最初から最後まで隙なく完全であること。
■十全十美(じゅうぜんじゅうび)
完璧で欠点のないさま。
■完全遂行(かんぜんすいこう)
やるべきことを完全に行なうこと。
■金甌無欠(きんおうむけつ)
完全で欠点がない様子。「金甌無欠を誇る」などのように使う。
【完全・不完全】に使える偉人の言葉
■人間は神がつくったということは僕は信じられない。神がつくったものとしては人間は無常すぎ、不完全すぎる。しかし自然が生んだとしたら、あまりに傑作すぎるように思うのだ。 武者小路実篤(小説家・詩人)
神があえて不完全に作り、そこを補っていく事を目的とした生物が人間なのかもしれませんね。なんだかんだで、地球上の頂点として君臨しているのですから。
■完全であること自体が、不完全なのだ。 ウラディミール・ホロヴィッツ(ウクライナのピアニスト)
人間に完全など有り得ないので、そこを理解しながら行動しましょう。
■不完全な劣等動物である人間が、自然界において動物以上の存在になれたのは、弱点を利点に転化しうる非凡な天賦の才能による。 エリック・ホッファー(アメリカの社会哲学者)
不完全であることを認め、では不完全ならばどうすれば良いのかを考えて補っていく事。我々人間はその事に関しては才能にあふれています。
■すべて自然でないものは不完全である。 ナポレオン・ボナパルト(フランスの革命家)
自然以外、つまり人間の作り出すものは全て不完全である。
■完璧を目指すよりもまず終わらせろ マーク・ザッカーバーグ
とりあえず完璧を目指しすぎて中途半端で終わるくらいなら、さっさとまずはゴールを目指してみる方が良かったりします。
■一方はこれで十分だと考えるが、もう一方はまだ足りないかもしれないと考える。そうしたいわば紙一枚の差が大きな成果の違いを生む 松下幸之助
少しでも、より完全を目指すか否かで、数年後に大きな差が開いています。
■僕らは、自分のすばらしさと不完全さのなかで、何よりも自分自身を愛することから学ばなければいけない。 ジョン・レノン(イギリスのミュージシャン・ビートルズのメンバー)
不完全だからこそ人間は面白い。その自分をまずは愛する事から始めてみましょう。
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