不完全燃焼のまま終了してしまった、という言葉を耳にしますが、不完全燃焼とは”酸素不足による燃焼”のことで、締め切った部屋でのストーブや、坂道発進時の自動車(特にディーゼルエンジンに多い)で発生する現象のことです。転じて『人が思い描いていた結果よりも不出来で、気持ちが晴れやかでない状態』を指したりしますね。人間にとっての不完全燃焼は酸素ではなく、何が不足しているのでしょうか。
やり切った感の無さからくる焦燥感
負けても完全燃焼した!と晴れやかな顔で話すスポーツ選手を見たことがありますね。つまり『結果不足』が不完全燃焼とは言えません。では何が不足しているのか、それは
『やり切った感』
が不足しているだと思われます。
自分を出し切った感とも言えそうです。いずれにしても自分自身の100%を出したのならば結果はオーライという事でしょう。
これはまさに仕事も同様で、自分自身の100%を詰め込んだ仕事であれば納得出来るのではないでしょうか。
要するに納得できる仕事をする
職種、部署にもよるので一概には言えないのですが、基本的には100%の自分で遂行した仕事結果を目指していかねばなりません。
『自分自身の100%の仕事』の結果が80%の仕事だったとしても良しとすべし、と考えるのが良いでしょう。
そうすれば、自分自身も納得しますし、次にどうすれば良いか、課題もきっちりと見えてきます。
小難しく考えると迷宮から脱出不可能に
ところが、そういう風には考えられない人間がいるのもまた事実です。
「不完全な仕事などありえない」
「常に完全な自分でいなければならない」
このように考えだすと、必ず迷宮に入ってしまい答えが出なくなります。しかし、どうしてもその様に考えてしまう”完璧主義者”がおられます。あなたはどうですか。
この完璧主義の『小難しく考えてしまう』ことが事態を迷宮入りさせ、不完全な結果を生み出している、という事も知っておきましょう。
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