【注意・油断】を使った文章例
■油断一秒、怪我一生
ほんの一瞬の気の緩みで、大事故や大惨事を招いてしまいます。誰しも頭では分かってはいますが、実際に事故を起こしている人が絶たないのもまた事実。気を付けて行動しましょう。
■注意一秒怪我一生【朝礼スピーチ118】
■自分だけは大丈夫
これほど分かりやすい油断もありません。恐らくは事故を起こしてしまった人の大多数が、このように思っていたのかもしれません。しかし実際には災難は必ず誰の上にも降りかかってきます。自分だけは大丈夫なんてのは、神様への願いにすぎません。
■自分だけは大丈夫【朝礼スピーチ119】
■事故は加害者も被害者も傷を負う
「わき見運転をしていた」、「確認もせずに飛び出してしまった」。どちらもたった数秒の事だが、体と心に傷を負ってしまう。十分に気を付けましょう。
【注意・油断】に使える慣用句・ことわざ
■生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
生きている馬の目を抜き取る程の素早さから、油断も隙も無い素早い行動を行なうこと。ネガティブな意味で使われる。
「うかうかして、生き馬の目を抜かれないように注意せよ。」
■アリの穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)
ちょっとした油断、不注意などから大事件になってしまうこと。
「油断しているとアリの穴から堤も崩れる羽目になってしまう。」
■板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
板子とは船の床板。板一枚の下は海で、落ちれば死ぬ危険がある、という船乗りの教え。いくらプロでも不注意ひとつで大変なことになる、ということです。
「慣れた作業でも板子一枚下は地獄である事を忘れないように。」
■我が刀で首切る(わがかたなでくびきる)
「我が脛(すね)に鎌」とも言う。自分のしたことで自分に災いが降りかかる。ちょっとした油断が大けがのもと。
「我が刀で首切るような事態にならぬように。」
■君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)
君子、つまり優れた者は危ない所に近づかないものだ、という教え。教養のある人は、凡人が気付かないような危険を察知できます。注意力が優れている、と言えます。
「ダメだと思ったら君子危うきに近寄らずで避けて通りましょう。」
■憂患に生き安楽に死す(ゆうかんにいきあんらくにしす)
心配事がある時は命を守る努力をするが、そうでない時は思わぬ死を招く事があるので気をつけろ、という教え。油断しやすい人は気をつけましょう。
「気が抜けた時こそ憂患に生き安楽に死す事になりますので油断せぬように。」
■頭の濡れぬ思案(あたまのぬれぬしあん)
先のことは置いといて、とりあえず今降っている雨から濡れないように考えよ、という意味。とりあえず目先のことに注意を向けましょう。
「明日のことよりもまずは頭の濡れぬ思案を。」
■明日は我が身(あすはわがみ)
事故のニュースなどを見ると、どこかしら他人事の気がしてしまいます。しかし事故を起こした人もみんな同じく、そう思っていたに違いありません。決して他人事ではないことをしっかりと認識しましょう。災いは急に降りかかってくるものです。
「何事も明日は我が身と考えて準備を怠らぬように。」
■天災は忘れた頃にやってくる(てんさいはわすれたころにやってくる)
天災だけではなく災いは急に降りかかってきます。そうならないように気を付けて、出来る事があるはずです。
■頭隠して尻隠さず(あたまかくしてしりかくさず)
雉(きじ)は追われると、草むらに頭だけ突っ込んで尻を出したままにも関わらず、隠れたつもりになっているという。肝心要(かんじんかなめ)はしっかりとしているのは良い事ですが、よく考えたら抜けていることはありませんか。確認作業は注意をもって。
■大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)
大事を成す前に小事に油断してはならない、という教え。足元がお留守になっていては元も子もありません。
■備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし)
普段から準備をしていればいざという時に慌てる必要がありません。
■過ぎたるは猶及ばざるが如し(すぎたるはなおおよばざるがごとし)
度が過ぎることは足りないことと同じくらい良くない、ということ。一つの事に注意するあまり、極端なことになっていませんか。
■物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ)
松尾芭蕉の座右の銘。余計なことを言えば災いを招く。口は災いの元とも言う。自分の長所だと思っている事と、他人の短所は「言わぬが花」です。
■弘法も筆の誤り(こうぼうもふでのあやまり)
筆の達人の弘法大師=空海ですらミスをします。凡人の我々はしっかりと注意せねばミスをするのが当たり前です。常に謙遜する態度でいましょう。
※天皇の命を受けて応天門の額を書いたが、「応」の字の「心」の一番上の点をひとつ書き落としたことから。
■勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)
成功したからといって気を緩めると、ふいに落とし穴に落ちることがあります。「勝ってから兜の緒を締めろ」ではなく「勝ってもなお気を緩めるな」という意味です。自分は絶対大丈夫、なんて思わず、謙虚な姿勢を崩さないように。
【注意・油断】に使える四字熟語
■油断大敵(ゆだんたいてき)
物事を失敗する原因は油断する事で、最も恐ろしい敵である。人生の教訓にしても良いほどですね。
■用心堅固(ようじんけんご)
しっかり(堅固)と気を配ること(用心)。
■思慮分別(しりょふんべつ)
注意深く考えて判断すること。適当にやっていると失敗の元となります。
【注意・油断】に使える偉人の言葉
■慢心は人間の最大の敵だ。 ウィリアム・シェイクスピア(イギリスの劇作家・詩人)
慢心や油断が大ピンチを招くのです。要注意です
■集中しなければならない時は、注意をそらすことが必ず起こる。 ジョセフ・マーフィー(アイルランドの宗教家・著述家)
注意を逸らされても問題がないほどの注意力を身につけましょう。慣れ、かもしれません。
■最大の危機は勝利の瞬間にある。 ナポレオン・ボナパルト(フランスの軍人・革命家)
ホッと胸をなで下ろした時に不幸はやってくる。倒したと思ったら急に後ろから…オカルト映画で散々観てきたアレです。
■轢かれる危険が最も多いのは、ちょうど一つの車を避けた時である。 フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
避けた、と思った瞬間気が緩んでしまうものです。「安心した時が最も危険」、どんな諺にも名言にも共通しているのかもしれません。
■一瞬の不注意が一生の幸福を破滅に陥れる エドワード・ウィンパー(マッターホルン初登頂の登山家)
ほんの一瞬の出来事が全てを終わらせることもあります。気を緩めて良いのは家で寝ている時だけ。
■あなたが特別な注意をむけることは何でも、あなたの人生の中で成長し、拡大する性質があるということを忘れないでください。「注意をむける」ということが人生の鍵です。 ジョセフ・マーフィー(アイルランドの宗教家・著述家)
自分では注意しているつもりでも、慣れてきてしまうと「経験」だけに頼ってしまいます。
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