【練習・反復・訓練・修行】を使った文章例
■練習を侮(あなど)るなかれ
上ばかり見ている人は、どうしても練習や訓練を疎(おろそ)かにしがちです。もちろん上を見ているのは大切です。しかし、しっかりと『自分の足元』を見た上で、上を目指さねばなりません。逆上がりが出来ないのに鉄棒の大車輪をやろうとする者がいないのと同じです。基礎練こそが全てに繋がっている事を忘れずに。
■作業は全て修行の一つ
我々の仕事の作業は全て修行みたいなものです。お坊さんが寺や境内を掃除し、滝に打たれ、お経を練習しているのも全て修行であり、そしてそれらは全て『仕事』の一つです。
■反復こそが最短のルート
一見遠回りに見えますが、反復することで必ずモノに出来ます。「あ、無理かも」と初見で思ったことでも、繰り返し反復することで必ず習得します。アメリカ人の5歳児が英語をペラペラ話しているのに、いい大人の我々がほとんど話せないのと同じ。
【練習・反復・訓練・修行】に使える慣用句・ことわざ
■一日暖めて十日冷やす(いちにちあたためてとおかひやす)
一日だけ努力して十日怠けていては何の意味もないこと。反復こそが最短距離です。
■読書百遍義自ずから見る(どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる)
何度も熟読すればどんな難しい書物も理解出来る、という意味。日々の練習がいかに大切か、ということです。
■木の長きを求むる者は必ず根本を固くす(きのながきをもとむるものはかならずこんぽんをかたくす)
大きく育つためにはまず基礎固めです。それを叶えるには練習・訓練しかありません。
■砂上の楼閣(さじょうのろうかく)
砂の上の城、長く維持出来ないという意味。見た目は素晴らしくとも基礎がしっかりとしていなければ、必ずボロが出てしまいます。修行の身である内にしっかりと訓練をしておきましょう。
【練習・反復・訓練・修行】に使える四字熟語
■一意専心(いちいせんしん)
一つのことに集中すること。まずは繰り返し練習することが大切です。
■一行三昧(いちぎょうざんまい)
一つに定めて集中し、やり抜いていくこと。訓練は「迷い」を捨てねば効果はありません。
■一暴十寒(いちばくじっかん)
何事も継続して修行し続ける努力がなければ、技術がモノにならないこと。もう全ての基本と言えるかもしれません。
■葦編三絶(いへんさんぜつ)
何度も何度も読書すること。書物の紐が3度切れるほど読書に没頭することから。同じことを反復することで自分のモノになります。
■面壁九年(めんぺきくねん)
達磨大師が九年もの間の坐禅によって悟りを開いたことから、長い間ひたすら努力してやり遂げること。ちょっとやっただけでは意味がありません。練習は反復し修行し続けることが大切です。
【練習・反復・訓練・修行】に使える偉人の言葉
■反復自体には創造性はないけれど、反復によって創造性の土壌ができるんだと思います。 村上春樹(小説家)
何度も繰り返すことによってその基礎が出来上がります。まずは繰り返し反復です。
■人は繰り返し行うことの集大成である.だから優秀さとは、ただ一度の行為でなく、習慣なのだ。 アリストテレス(古代ギリシャの哲学者)
練習を繰り返すことで必ず技術は向上します。そしてそれが出来るのが『人間』でもあります。とにかくやり続けましょう。
■苦しいこともあるだろう。云い度いこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣き度いこともあるだろう。これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。 山本五十六(海軍連合艦隊司令長官)
「男の修行」という山本五十六の名言です。みなまで言うまい。
■何事にも訓練が大切だ。桃も昔は苦いアーモンドだった。カリフラワーも大学教育を受けたキャベツに過ぎない。 マーク・トウェイン(アメリカの小説家・著作家)
桃とアーモンド、カリフラワーとキャベツは分類上同種です。訓練すれば進化し成長していくのです。
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