謙虚とは、心が素直な状態で慎(つつ)ましく、控えめであることです。しかしクレーム処理をしていますと、そんな聖人の様なことを続けていられないのもまた事実です。そんな時は「ビジネス謙虚」というビジネスに徹底した謙虚さアピールのスキルで乗り切りましょう。
クレーム処理は謙虚に対応
「人に対して謙虚でいましょう。」大半の人が聞き飽きた言葉でしょう。散々指導者に言われてきましたので、この教えを知らない人はいないはずです。そして人生においてそれが大切なことであることは誰でも知っていることですね。
例えば仕事のクレームに対して、不遜な態度で言いたい放題で返してしまいますと、もう身も蓋もありません。しかし、あまりにも理不尽なことを言われますと
「何でそんな言い方されにゃならんのだ、ふざけるなこいつ」
とさすがに謙虚とは程遠い態度に出てしまいそうになります。
しかし相手の言い方はともかくとして、クレームは会社にとっては非常に大切な意見を教えて下さっています。
「クレームは宝の山だ」
まさにその通りです。
ビジネス謙虚のプロを目指せ
同じクレームを毎日何度も聞いていますと、段々と謝罪する気持ちも薄らいできそうになります。こればかりは人間ですので仕方のないことです。
本来ならば、心から謙虚であるべきですが、毎日毎日訳のわからないクレームなんだかただのうっぷん晴らしなんだか、よく分からないものもたくさんあります。その中から宝物を見つけ出すために、神経をすり減らすのもさすがに大変です。
だって人間だもの、ではありませんが、そこまで聖人になれるもんでもありません。ですので、クレーム処理は「ビジネス謙虚というスキル」で十分でしょう。テレビでよくキレまくる芸人さんがいますが、実際はとても礼儀正しく、お前がキレているのは「ビジネスキレ芸だ」などと揶揄されたりしていますね。あれと同様です。
相手にいちいち噛みついていても会社にも自分にとっても何の得もありません。あなたはクレーム処理をやっているのではなく、宝探しをしているトレジャーハンターなのだ、と思ってしまいましょう。
キレイごとではなく、ビジネスだろうが何だろうが、相手が謙虚だと感じてくれるだけのスキルを身につければ、もうそれでオールOKです。
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