大きなミスをしてしまったり大敗を喫しますと、気分は下がり、嫌な気持ちになってしまいやる気も失せてしまう、誰しも経験したことがあるはずです。しかし、まるで自分の人生はこれにて終了、とでも言わんばかりにへこんでしまう大袈裟な人も見かけます。しかしこんな不屈の男もいるんです。
田原直哉の人生
8歳から体操を始め、大学時代にはナショナルチーム入りを果たしました。アテネオリンピックを目指していましたが、代表落選してしまいます。
その後、右肩の大怪我に見舞われ、リハビリを続けていましたが、2006年に体操選手としてオリンピックを目指すのは諦め、引退してしまいました。
諦めずに次の夢へ
フリースタイルスキー男子エアリアルを見て、体操の技術や経験が生かせるのでは、とエアリアルに転向します。しかしスキーそのものはド素人ですから、そう簡単に出来るものでもありません。「甘かった」と痛感したそうです。
当然スポンサーもつくはずもなく、バイトをしながらオリンピックを目指し、努力を重ねてようやく平昌オリンピックの切符を手にしました。年齢は37歳。普通ならもう諦めてしまうような年齢です。
強くなれるチャンス
結果、決勝には進めず、想定外の点数の低さに本人もショックだったようですが、もう次の大会へと心も体も向かっています。
「負けるから考える。いろんなことを取り込もうとする。強くなれるチャンス。こうして積み重ねて強くなって行くんです。歩みを止めてはいけない。」
田原さんの言葉です。
負けてからが勝負だということです。
逆転勝利のためにも進み続けていきましょう。
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