ほうれんそう、とは「報告・連絡・相談」の頭をとったビジネス用語、としても有名な言葉ですね。社内の意思疎通や連携において不可欠なもの、として昔から提唱されています。でもよくよく考えますと、当たり前のことを言っているだけです。
報告・連絡・相談とは
業務上意思疎通を図ることで、効率を上げ、トラブルを出来るだけ回避することが出来る、という目的で提唱されているものです。
1982年に山種証券(やまたねしょうけん)の山崎社長が社内キャンペーンとして実施し、著書「ほうれんそうが会社を強くする」がベストセラーとなったことで広まったそうです(参照:wikipedia「報・連・相」)。
昔より、これらを徹底することが組織運営の基本とされてきました。内容的には「報告と連絡」の違いが分かりにくい人も多いと思います。という訳で簡単にですが「ほう・れん・そう」を理解しておきましょう。(※本来ならば一冊の本になっている内容ですが、1分朝礼などで使用出来る範囲に、非常に簡潔にまとめています)
報告
「部下が上司」へ業務の途中経過や結果を報告する、といった意味です。注意点は、前置きなどは後回しにして、先ず「結果」を伝えることです。
連絡
現地への遅刻、業務上のミス、その他変更点など、事実をそのまま伝える「関係者全員」の行動を指します。
相談
業務上において困った時や、独断で判断しかねる場合に「上司、先輩、同僚」に相談することを指します。
以上のような意味合いですね。先にも述べましたが、「ほう・れん・そう」は大切なことなのですが「当たり前」のことを言っているだけです。部活動などでも同じようなことを言われた記憶はありませんか。
さらに昔、小学生の頃、先生に教わりましたね。
- 報告・・・テストの結果や、学校で起きたことなど、親にちゃんと報告しましょう。
- 連絡・・・遅刻しそうな時は必ず連絡を入れましょう。しておきましょう。クラスの連絡網は責任を持って自分で電話連絡して下さい。
- 相談・・・自分で判断出来ないようなクラスのことや、身の上に起きたことなどは、先生や親に相談しましょう。
何だか急に幼稚な文章になりましたが、立場が違うだけで、言っていることは同じです。
情報共有・タテヨコのつながりを
もう一つ、これらの共通点に「情報のシェア」ということが挙げられます。
業務上の些細な事はもちろんのこと、プライベートのことでも、上司や同僚への連絡や報告、相談があると、さらに結束力が強くなります。
今更ですが、会社は集団行動の極みです。情報共有、タテヨコのつながりが非常に大切です。これら「当たり前」のことをしっかりと出来ていますか。
そして「当たり前」のことであるが故に、「当たり前」に出来なければならない、ということです。
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