用意とは、あることに対して備え気を配ること、をいいます。つまり、あることに対し、実行する直前にとる行動と捉えることが出来ます。「位置について、用意、ドン」で考えれば分かりやすいかもしれませんね。準備が出来たら次は用意をしっかりと。
準備、そして用意
陸上の「位置について、用意、ドン」。誰しもお馴染みのフレーズですね。この「位置について」は、選手それぞれが、ストレッチや気持ちを高めていて、まだスタートの準備にまでは到達していない時にかけられる号令です。
「さあ準備して」と言ってるみたいなものです。走者は「位置について」と言われたらスターティングブロックに足をかけ、しゃがみますね。
そして走者それぞれが、準備が出来たら「用意」という号令が発せられます。もうスタート直前ですよ、気持ちをスタートすることに集中してね、スターターピストルが鳴りますよ、と促しています。
ここで走者はクラウチングスタートの腰を浮かせた姿勢になり、ピストルが鳴ったら一斉に、出来るだけ早くスタートします。
準備・用意・開始
つまりこれを仕事に当てはめると「準備・用意・開始」ということになります。開始するには用意が出来てないと出来ません。用意の前には準備が完了しておかねばならない、ということになります。
そして業種によって様々な「準備と用意」があります。例えば料理屋などの世界ではどうでしょう。開店前に下準備を完了させ、開店しお客様を迎えるため、すぐ動けるように用意、つまり備えて気を配る。
営業の世界では、今日の予定などを前日、もしくは当日に準備を終わらせ、取引相手の前に出る前に、気持ちや表情などの用意をする。
このように、一口に準備や用意と言っても、様々な業種で、様々な段階があることが分かります。例えばみなさんの仕事の準備や用意とは何でしょうか。一度じっくりと考えてみましょう。
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