【個性・自分らしさ】を使った文章例
■自分らしくとは何か
そもそも自分らしく、とは何でしょうか。それは「価値観」「人生観」「世界観」ではないでしょうか。
人間としての生き方やルールは、ある程度決まっています。しかしその中には様々な角度からの視点があり、様々な切り口が存在します。「どの角度から見て、どこで切り取るのか」、それによって生き方も考え方も変わってきますね。それこそが「自分らしさ」です。
■個性・自分らしさとは何か【朝礼スピーチ42】
■個性を大切に
それぞれが持つ個性というのは、社会人になると消えてしまいがちです。何故なら社会で個性を出すと邪魔者扱いされる、というイメージがこの日本ではどうしても拭えないからです。しかし遠慮などする必要はありません。自分らしく生きれば良いのです。むしろ自分らしく生きれないのなら、そこはあなたの居場所ではない、とも言えるかもしれません。ただし勘違いしてはいけないのは、「個性」と「好き勝手」は全く別物だということです。常識内のルールを守った上での「自分らしさ」だということだけは気を付けてほしいものです。
■個性を尊重する【朝礼スピーチ43】
■個々の力を高める集団
例えば野球はある意味「個性の集団」と言えます。投げるのが得意な者、長距離を打つのが得意な者、走るのが速い者、などそれぞれの個性を生かせる場所があります。会社もそれに非常に似ています。人と接するのが得意な者、デスクワークをやらせたら速い者、人の世話をするのが好きな者、などそれぞれが個性を生かし、それぞれの持つ力を高めていけば、会社はどんどんと成長していきます。同じ個性ばかりが集まっている会社は続かないし続くはずがありません。
■会社は個性の集まり【朝礼スピーチ44】
【個性・自分らしさ】に使える慣用句・ことわざ
■名馬に癖あり
優れた者はどこか癖があるもの。ちょっと人と違うところがあってもあまり気にしないことです。むしろそれくらいでちょうど良いです。
■吾唯足るを知る(われただたるをしる)
自分自身はこの世に一人だけの存在。それ以上でもそれ以下でもありません。自分らしく生きれば良い。
■朱に交われば赤くなる
周りに影響を受けてそれに染まっていく。愚痴ばかり言ってる先輩の下についているものは必ず愚痴ばかり言うようになります。立派に仕事をしている姿を見せれば後輩・部下は勝手に立派にこなしていってくれるものです。
【個性・自分らしさ】に使える四字熟語
■換骨奪胎(かんこつだったい)
古人の詩文の発想・形式などを踏襲しながら、独自の作品を作り上げること。
「人生は自分らしく、換骨奪胎で進んでいきましょう。」
■唯一無二(ゆいいつむに)
この世でたった一人の存在である自分自身。
「唯一にして無二の人生を送る為にも自分らしく生きましょう。」
■行雲流水(こううんりゅうすい)
空を流れる雲のように、川を流れる水のように、ありのままで良い、という意味。人間もそのままであることが自然なのです。無理をしても長続きしません。
■同調圧力(どうちょうあつりょく)
周囲と足並みを揃えねばダメ、という日本人気質のこと。
「同調圧力など気にせず、自分らしくいきましょう。」
■適材適所(てきざいてきしょ)
個性に応じて適した場所で、適した任務につくこと。自分の個性を生かせる分野で頑張ればそれで良いのです。
■柳緑花紅(りゅうりょくかこう)
柳は緑、花は紅。この世のものは様々であり、それぞれが自然の理に従っています。それが「個」であり、「らしさ」でもある、ということです。
■十人十色(じゅうにんといろ)
十人いれば十の個性がある。一万人いてば一万の個性があって然(しか)るべきです。個性とは否定するものでも、されるものでもありません。ただし非常識は個性ではありません。そこを勘違いしている、社会人失格の考え方だけは正していかねばなりません。
■千差万別(せんさばんべつ)
さまざまに異なって同じものがないもの。60億人いれば60億通りの考え方があります。違っていて当たり前なのです。これらそれぞれを個性と呼びます。
■三者三様(さんしゃさんよう)
三人いれば三通りの形がある。それら個性を生かした集団であるべきです。金太郎飴集団にはならぬように。
■多種多様(たしゅたよう)
種類が多くさまざまであること。自分らしさを前面に出して、個性的な人間を目指しましょう。
■一水四見(いっすいしけん)
同じものを見ても見る人が変わればそれぞれの見方があること。個性がぶつかり合うからこそ切磋琢磨(せっさたくま)ができ、お互い成長することができます。
【個性・自分らしさ】に使える偉人の言葉
■ありのままの自分を出すほうが、自分を偽って見せるより、得るものは大きいはず。 ラ・ロシュフコー(フランスのモラリスト)
偽るのが簡単で、ありのままって難しいのですけれど、自分らしく生きる事を意識しましょう。
■自分らしさをなくさない。 ココ・シャネル(フランスのファッションデザイナー)
自分らしく生きるって難しいですが、それを意識しておかねば、すぐに流されてしまいがちなのがビジネスマンです。
■我々は他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう。 ショーベンハウアー(ドイツの哲学者)
どんなにはみ出していても自分らしく生きましょう。でなければ、心が疲れてしまいます。
■嫌われるくらいがいい。 オノ・ヨーコ(ジョン・レノンの妻)
好かれるために自分を捨てるくらいなら、嫌われても自分らしく。ただ、サラリーマンである以上は嫌われないように自分を磨く事も大切。
■あなたはあなたであればいい。 マザーテレサ(カトリック教会修道女)
それが自然の摂理であり、何にも代えがたい真実でもあります。自分らしく個性的に生きていきましょう。
■自分に出来ることをすべてやったら、結果なんて他人に任せてしまいなさい。 ゴルダ・メイア(イスラエルの元女性首相)
逆に自分のやれること以外は出来ないものです。お互いの個性・長所短所で補い合えばそれで良いし、それが会社という生き物でもあるのです。
■自分は自分である。何億の人間がいても自分は自分である。そこに自分の自信があり、誇りがある。 松下幸之助(パナソニック創業者)
人を羨ましがる前に、自分が自分であることに誇りを持つことが大事です。
■気のふさいだ馬をみたことがあるか?しょげかえった小鳥を見たことがあるか?馬や小鳥が不幸にならないのは、仲間に「いいかっこう」を見せようとしないからだ。 デール・カーネギー(アメリカの作家・教師)
格好などつける必要はありません。自分らしさとは弱さも持っている素の自分でいることです。
■世の中には、さまざまな能力がある。なぜかといえば、さまざまな能力が「必要だから」である。さまざまな能力が活動することによって社会は成り立っている。 斉藤茂太(精神科医・随筆家)
さまざまな能力、さまざまな個性があるからこそ、成立していることを忘れてはなりません。
■人事で大切なことは、適材適所である。 ピーター・ドラッカー(オーストリアの経営学者)
個性をしっかりと見極めて、最大限に発揮できる場所で全力を尽くせるような配置が望ましいです。
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