例えば、あまりにも犯罪の多い街の街灯を「青色」に変えただけで、犯罪が劇的に減少したという(真偽の程は分かりませんが)データがあります。色の効果はもちろんのこと、街灯を変える事によって周辺住民の防犯意識も高まることに一役買っているようです。たかが色、されど色。ほんの少しの工夫で劇的に変化します。
小さな工夫、大きな改善
この世にある「工夫によって成功した事例」というものは、それほど大きな変化を起こすのではなく、ちょっとした工夫で劇的に改善された、というような場合が多いようです。
町内や社内の回覧板をチェックし、次の人へ回さねばならないのに、なかなか面倒臭がって回さない。そこで回覧板をかなり大きめにしたところ、邪魔で仕方がないので、サッサと回るようになった。
あるいは、男性用小便器。いくら注意書きしても便器外を汚してしまう。そこで便器に弓道やアーチェリーなどで使われる的の小さなイラストをつけたところ、劇的に汚れが改善された、など。
昔の缶ジュース。プルタブを引っ張って開けるとプルタブが外れて、これをポイと捨てる人が多く社会問題になりました。じゃあプルタブが外れない仕組みにしてしまえ、ということで現在ではプルタブは缶本体にひっついたままです。
などちょっとした工夫で改善した例もありますね。いずれも些細なことですが、素晴らしいこれらの考案は素晴らしいと言わざるを得ません。モラルを変えようと思ってもそう簡単に変えられません。ならば工夫を凝らし、改善していくのが最良です。
工夫すべき点を探そう
- 回したくなる回覧板
- 便器内に入れたくなる便器
- 捨てられないプルタブ
など、まさに工夫の賜(たまもの)です。みなさんの周りにもたくさんの工夫すべき点が、改善の余地があるところが必ずあるはずです。
またいつか工夫すべき点が見つかるだろう、ではなく常に探してみるようにしましょう。会社の業績アップは、そういった小さな工夫の積み重ねにある、と言っても過言ではありません。
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