人とのつながりは「信用」という鎖で繋がっています。上っ面だけの付き合いには信用は不要ですが、社会人として絶対に必要で、第一に考えねばならない大切なものです。そこに出てくるのは「約束」、です。
約束は絶対に守れ
まず「信用」というワードで関連してくるのが、約束を守るということでしょう。これはもう社会人だけではなく、子どもの世界、この世の全てに言えることです。約束を守らない人は必ず淘汰されます。
何日の何時に来てー、と頼まれていたことをすっかり忘れて、丁寧に謝罪しても相手はカンカンに怒っている、 約束を破ることであっという間に信用は失います。
非常に簡単です。そして、これを取り戻すのは本当に大変な作業になります。まあ言わずもがな、逆の立場で考えればすぐに理解出来ますね。
さらにはイメージも信用にとって非常に重要です。例えば某国製と日本製。どちらも同価格、同性能で同品質。どちらも同じなのに日本製を買ってしまいませんか。
イメージを壊さぬように
これはその製品などの実際の中身や性能がどうかは別にして、「イメージが悪い」ということで信用を得られないことが原因です。
信用とは約束を守りイメージを壊さぬようにする。まさにこれらの積み重ねということです。ひとつひとつ信用という積み木を積んでいき、高く積み上がれば上がるほど、比例的に信用度も増していきます。
この積み上がった時に積み木が崩れたら、まだ信用を取り戻すのは可能ですが、この積み木が低い時に崩れ去ると、余程の事が無い限り「もう二度と信用してもらえない」と言って良いでしょう。
上り一日下り一時(のぼりいちにちくだりいっとき)
ということわざがあります。上りには一日かかるが崩れる時は一瞬だ、という教えです。
あと、スタートもとても大切です。信用はファーストインプレッションで決まる、とも言われるように最初が肝心です。そしてそれを続けることで信用を得ます。心して行動しましょう。
■信用があるから金を貸してくれる
Credit Card(クレジットカード)、和訳すると信用カード、です。この世のお金にまつわる全てが信用で成り立っている、と言えます。つまり社会=信用ということ。
カードを作るにも信用。物を買う時も、少々安くても信用できない場合は購入しない。
そして、実際の中身はどうかは別にして、イメージが悪いだけでもう信用は得られません。
例えば高性能を謳う中国製とそこそこ品質の日本製。価格が同じなら日本製を買ってしまいませんか。これぞ信用の
■「信頼」とは
信用を以って頼ること。いざという時に信頼される人間になるためには、日頃からの行動や人柄が要因です。
まず社会人のみなさんは「会社の看板」というものを背負っています。個人としての顔もありますが、社会人的には会社の看板があなたの顔ということになります。これは社員全員に共通していることです。
つまり、個人の行動が会社に直結しているということです。拘束時間外にも注意が必要となってきます。
例えば、イライラしながら不必要にクラクションをプープー鳴らしていた相手が、大事な取引先の人、もしくはそういう関係の人だったらもうアウトです。
タバコをポイと捨てたり、唾を吐き捨てたりしたのを見られてもアウト。
信用を得るのは簡単ですが、それを得続けるのにはそれなりの努力が必要となってきます。そうやって諸先輩方が守ってきた会社の看板を汚すことの無いように、行動を慎みましょう。