集中しなければならない時に限って、周囲の雑音などが気になってしまいがちです。そして「あー、集中出来ない!」と思ってしまいますね。誰しもあること思考こそが、集中することを妨げているのです。
雑音による集中の妨げ
ミスが許されない、急ぎの案件などで集中して作業をしたい。そんな時にこそやってくる焼き芋の屋台や選挙カー、そして暴走族。
そんな話があるかどうかは別にして、この音そのものが原因で集中出来ないのではありません。それを言い出したら阪神タイガースの選手は誰も打てません。
「あー、うっさいなもう」
と拒否的に考えている脳にこそ原因があります。そりゃあそうです。心の拒絶は必ず作業に影響します。
そして「うるさい」と考えてしまっていることで、脳の許容量がそれに少し占領されてしまうのですから尚更です。
そして必ず次にこう考えます。
「ダメだ、いま全然集中出来ていないな」
と自身の注意力散漫状態を確認しだします。もうこうなると脳は完全に音に支配され、集中など絶対に出来ない状態に陥ります。
集中しているか否かを確認するな
気になるのは当たり前です。そして、「集中しているか否か」の確認をしてしまうのも無理はありません。しかしこの「確認作業」にまた脳ミソの許容量を取られてしまいます。
確認作業をすることによって、自分を観察することになってしまいます。そしてせっかく芽生えていた「作業興奮(やる気がなくても行動を始めたらやる気スイッチが入ること)」が萎えてしまうんです。
これが最も集中出来ない原因なのです。
まさに負のスパイラルの始まりです。
リラックス状態こそ集中力を発揮する
実は集中力とリラックス状態には密接な関係があります。集中したいならば、まずはリラックスすることが大事なんですね。
たとえば、子どもが外でギャーギャー騒いでいたら、「ギャーギャーうるさいなクソガキめ」と考えるのではなく、「あぁ、子どもっぽくて微笑ましいね」と考えましょう。
暴走族の車がやってきたら「消音のためのマフラーってすごい効果があるんだな。ヨシムラすげえな」と考えてみればどうでしょうか。
場合によっては集中出来ないことも
ちなみに、真横で仕事もせずにペチャクチャしゃべっている奴がいたら、これはさすがに集中できません。あるいは、ところ構わずオナラやゲップをしまくられても無理です。
こういう場合は迷わず上司に報告しましょう。
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