【1月22日】偉人の言葉・ことわざに【想定・予想】を追加しました。

「丁寧に仕事をしろ」と言われたら【朝礼スピーチ16】

仕事をしていたら必ず上司に言われる注意点、「丁寧に仕事をしろ」というやつです。しかしビジネスシーンにおいて、この「丁寧」という言葉と必ず対称で出現し、天秤にかけなければならないものが存在する。それは一体何でしょうか。

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速度を落とせ、という意味ではない

 「丁寧」の対称として、上皿天秤の対として乗っているもの、それは「速度」です。丁寧に仕事をしろ、と注意すると、途端に仕事のスピードが落ちてしまう人がいます。

 しばらくは仕方がないと思いますが、いつまで経っても速度が上がらないのは問題です。丁寧に仕事をしろ、というのは「迅速丁寧」という意味であって、芸術品を作るかのような丁寧さなどは必要ありません

誰しも最初は遅いもの

 そこでゆっくりとバカ丁寧にやっていると、「早く仕事をしやがれこのやろう」と怒られ、どっちだよこのやろう、と思って拗ねてしまう人はいませんか。それは「失敗しないギリギリの速度で丁寧に仕事をこなしていけ」という意味で注意されているのです。

「そりゃあんたは慣れているんだから早いだろうよ」と先輩に当たるなかれ。どんなに「仕事の手が早い」と言われている人でも、最初は大して早く出来ないものです。しかし速度を早めていく努力を忘れずにやってきた結果である、ということを忘れずにいて欲しい。

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順序も間違えるな

 例えば、「丁寧にしながらスピードアップの努力を重ねる」と、成長は見込めるが、「とにかく早くやりながら丁寧さをアップする努力を重ねる」のは、成長は見込めない。

まずは合格ラインだと思われる「丁寧さ」を身につけて、そこから速度を上げていくのです。その逆は不可能なのである。それは何となく分かると思います。
「とにかく全力でバットを振り回して、それからボールをよく見る練習をしろ」
なんて言う監督やコーチがいないのと同様です。

まずはお手本を見つけろ

 営業職であれば、効率がどのくらいなのか、作業系の仕事であれば、どの程度のスピードでどの程度の仕上がりなら良いのか、まずは自分と比べてみてどこがどう違うのかを見つける、それが大切なポイントです。

 何故ならば、一体どのくらいの速度で、どのくらい丁寧にやれば良いのか、が目標となるからです。闇雲にやっていたって成長は望めません。

極論、「丁寧」VS「早さ」

 ちなみに「丁寧さ」と「早さ」、どちらかを選べ、と言われたらどっちを選択するべきでしょうか。言うまでもなく「丁寧さ」の方が重要でです。これは全職業に共通することだと思われます。

遅いのはまだ良いですが、雑な仕事だけは意味がありませんし、先も望めません。

 結論として、「どんな小さな仕事」も丁寧にやる必要はあるが、そこに「スピードがないと意味が無い」ということです。そしてまずは丁寧に仕事をこなしながら、スピードアップの努力を忘れるな、ということです。大変ですが頑張りましょう。

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