辛いことから逃げ出して、自由奔放に好きなことだけやっている人の言葉には、全く重みもなければ説得力もありません。人生とは辛抱の連続です。辛いことを抱え、乗り越えていくからこそ成長もあるのです。行列の先にある楽しみのために並ぶのと同様に。
お坊ちゃんのそうじゃない感
大金持ちの御曹司が、「武士は食わねど高楊枝」などと言ってもちゃんちゃらおかしいですよね。世間知らずと笑われるだけです。こういう人は、どこかズレている感が否めません。
それは、辛抱し、苦労を乗り越えていないので、世間とのズレがどうしても生じてしまうのです。もちろんそうならぬように、親御さんがわざと苦労させているご家庭もあります。
この世のほとんどの人が辛抱しながら、苦労を乗り越えて生きています。あなたを含め、周りの人のほとんどが何かしら苦労を抱えて辛抱して生きているはずです。
先ほどの大金持ちの御曹司は、辛抱や苦しみを乗り越えていないため、経験がありません。結果、机上論という知識しか無い為、どこかズレてしまいます。こうなると、人としての成長は見込めませんし、人望を集めることも不可能です。
協調性と打開力
苦労を乗り越えているからこそ、道を開く力を備えることができ、そして苦しみを知っているからこそ、周囲の人との協調を獲得出来るのです。これぞ「社会人の必須スキル」です。
いま目の前にある、身に起こった辛いことや我慢すべきことを放り出し、辛抱せずに生きていますと劣等感を抱いてしまいます。同い年の人間と話していても「自分だけどこか劣っている気持ちになります。それは年齢を重ねれば重ねるほどそれは顕著に現れます。
辛抱とは人生の成長における、経験値獲得のための材料です。若い今こそ辛抱と共に生きていきましょう。
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