若い時の苦労は買ってでもせよ、ということわざがありますね。海外にも「若い時の重労働は老いての平安である」なんて言葉もあるほどです。それほどに若い頃に経験した苦労は役に立つのでしょうか。
苦労にも色々あり
苦労にもいろいろな種類がありますね。例えば幼い頃に両親と別れ、勉強しながら働きに出ていた、なんていうとんでもない苦労をしておられる方も実際にたくさんいます。
昭和のおやじなら
「それでも買え」
と言いそうな感じがしますが、さすがにわざわざ買う必要も無い気がします。
もう少し普通の苦労としては、普通の成績だった者が難関大学に挑戦し苦労の末に合格した、くらいでしょうか。
苦労を乗り越え合格することによって、難関大への切符、つまり「成功という結果」を得ることが出来ます。しかし、手にするのはそれだけではありません。目には見えませんが、様々な利点があります。
苦労の末、自信と達成感
まず、やれば出来るのだ、という「自信」を手にすることが出来ます。そして苦労に値する「達成感」を味わうことが出来ます。そして知識や技術といった「スキル」が身に付きます。そして多少のことでは負けない精神力も得ます。
これらは全て、苦労せねば絶対に手にすることが出来ません。仮に難関大への挑戦に失敗したとしても「スキル」は必ず身に付いています。
これらを全て持たぬまま、30歳を超えてから苦労を乗り越えるのはどうでしょうか。自信もなく、達成感も知らず、スキルもない精神的に未熟な中年が、目の前に立ちはだかる長い階段を上るのは、もはや苦労というよりも至難の業です。
結果、若い時の苦労は買ってでもしておくべき、と言えます。
苦労の無い人生など不必要
社会人は苦労の連続です。この苦労を乗り越えるからこそ得るものもたくさんあります。そして、むしろ、苦労をしたことの無い偉人など存在しません。
「苦労ごとき、いつでもかかってこんかい」くらいの精神で迎え撃ってやりましょう。
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