一生懸命仕事をしていても全然上達せず、うだつも上がらない、もう辞めてしまおうか、と考えてしまう人も多少なりともおられるでしょう。しかし頑張っていて上達しない、なんて事は「絶対」にあり得ないのです。ということはどこかに原因があるはずです。その原因をつぶすこと、それこそが「コツ」と言えます。では一体どこに原因があるのか、色々なパターン、観点から考えてみましょう。
考えられる主な理由
ざっと挙げると以下の3つが考えられます。
- 基本から外れている
- 要領が悪い
- マイナスに考えすぎている
以上の様な3点が考えられる主な理由でしょう。ここでよく考えてみて欲しいのです。恐らく2と3には心当たりがあるが、1には心当たりが無い、という人が結構いるのではないでしょうか。
基本から外れている
ほとんどの人間がこれに当てはまるはずです。しかし当の本人は
「絶対にそんなことはない」
と答えるはずです。もう一度尋ねますが、本当に基本から外れてはいないでしょうか?
マニュアルや、教育されたことを忠実に守っていますか?昔メモをしてみた事や、マニュアルを見返したのはいつですか?どこか我流になってしまっている箇所はありませんか。
面倒くさいと思いますが、今までやってきたことをもう一度再確認してみて下さい。それでも「絶対に大丈夫」ということであれば、要領が悪く、進め方などに落ち度があるのかもしれません。
要領が悪い
野球で例えるならば、毎日の素振り練習1000回を想像してみて下さい。同じように下手くそだった奴が上達し、自分だけが上達しない、そんな状況に似ていると思います。例えば以下のような場合です。
「とにかく無心で1000回素振りしている」
「イメトレを兼ねて1000回素振りしている」
この2つの練習への取り組み方には圧倒的な差が生まれます。言うまでもなく、イメトレを兼ねてやっている者が上達スピードは速い。もちろん体力や運動神経の差もありますが、今は「練習の仕方」という観点だけで考えて欲しいのです。
ただ漠然と仕事をしていても成長は遅い。
- こういう場合はどうか
- こういう事態に陥ったらどう対処するか
- 自分が一番苦手なところはどこか
など考えながら仕事をしていますか。していないなら成長・上達などするはずがないのは言うまでもありません。
マイナスに考えすぎている
- どうして自分はいつもこうなのか
- どうせダメに決まっている
などのように、自分を卑下(ひげ)してしまう人間は何をやっても成長しません。そりゃそうです、この世で一番自分を信頼してあげられるはずの「自分自身」が、自分自身を信用していないのですから。まずは「大丈夫」だと言い聞かせてみましょう。そこからしか何も始まりません。
もう一度見直して、リスタートしてみましょう。悩んだり落ち込んでいる暇があれば、やることがあるはずです。
本気で上達するためにやり切っているか
毎日のテレビの平均視聴時間は3時間半との統計があります(NHK放送文化研究所2011年度調査)。その時間を全て練習や見直し、自分の仕事のための時間に使っていますか。覚えるべき事を毎日風呂に浸かって実践していますか。空いた時間にイメージトレーニングなどはしていますか。
本当に努力をしていないのに、「どうせ」と言っているのならば、ちゃんちゃら可笑しくヘソで茶が湧くというものです。
メジャー唯一の500本塁打、500盗塁をしている偉大な打者「バリー・ボンズ」から一言。
『僕は努力をしない自分は嫌いだ』
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