オートファジーでノーベル賞【朝礼スピーチ10】

東京工業大学の大隅良典栄誉教授が「細胞自食作用(オートファジー)」を分子レベルで解明し、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。本当に素晴らしく、日本人として誇らしい限りです。しかしオートファジーの仕組みとは何なのか、よく分からない方も多いと思います。そして大隅教授にはある強い信念がありました。それは一体どのような信念なのでしょうか。

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オートファジーとは

 autophagyとはギリシャ語で、「autoは自分」、「phagyは食べること」を意味します。日本語訳で「自食作用」とされているようですが、一体これの何がすごいのでしょうか。

我々の体は細胞で出来ているのはご存じですね。そしてこの細胞も我々がいちいち考えて動かさなくとも、勝手に「生命活動」を行なっています。

この細胞の栄養源が「必須アミノ酸」と呼ばれるもので、通常はこれを自分自身の外側、つまり細胞外から取りこまねばなりません。

しかしこの必須アミノ酸が無い時に、自分の中、つまり細胞内にあるタンパク質が分解され、ペプチドやアミノ酸が生成されてこれを生命活動用のアミノ酸に合成してしまうというもの、なんですね。

以上が「自食作用」と呼ばれている理由です。

その他、様々な働きがある

 タンパク質のリサイクルや、細胞内に侵入した病原菌などを排除する力があります。

そしてハンチントン病と呼ばれる「治療法が無い」とされている疾患や、細胞のがん化抑制の効能もあるようです。これら全てがオートファジーの作用によるものなんですね。もうこれだけでもすごいことなのが十分すぎるほどに分かります。

 この仕組みを分子レベルで解明した、というのですから、世界中で注目を浴び、ついにノーベル賞を受賞したのも容易にうなずける話です。
この偉大な発見に至った大隅教授の信念とは一体いかなるものなのでしょうか。

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情報は必ず顕微鏡の中にある

 これは大隅教授の研究に対する信念です。そしてこの研究を始めたきっかけが
人がやらないことをやろうという思いから、酵母の研究を始めた
と仰っています。

毎日同じ作業を繰り返していると、当然「慣れ」や「飽き」がやってきます。ついつい集中力を欠いたり、新鮮さを求めたり、違う作業をしたくなるものです。

しかし自分の見るべきところは「顕微鏡の中」と決め、10年余りの間ひたすら同じ作業を繰り返してきた結果がノーベル賞、ということなのですね。

「仕事に就く」ということは毎日同じ作業を繰り返す、ということでもあります。つまりそれは「その道を極める」とも言えます。

しかしそれには大事なことがあります。それは
自分の決めたその道を信念を持ってやり通す
ということです。入社を決めたのは他でもない、自分なのです。

繰り返しや慣れ、辛い事があったり、信念が揺らぐこともあるでしょう。しかし自分で何とか出来るはずなのです。なぜなら体内で細胞ですら頑張っているのですから。

オートファジーのように、自分で自分の弱音を食ってしまう強さを持ちましょう。

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